池上重輔のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
監訳者による、孫子の「彼を知り己を知れば百戦危うからず」との言から始まる。
本書の結論は、中国リーダの教訓から欧米が学べることもある かと。
気になった点は以下です。
・欧米は株式は分散されていて、株主のために短期の利益のために左右される。
中国は、起業家の株の保有率が高いので、長期的利益に主眼を置きやすい。
一時の赤字であっても、将来のプラスであれば、ためらいもなく投資を行う。
・欧米は、1:株主 2:顧客 だが、中国は、1:顧客、2:従業員
・中国人企業は勉強家、自己管理型学習、経験学習、リーダシップ・コーチングが
3つの柱。中国企業は、学習する組織。
・政府、特に地方政府とは、一定の距離を置く。企業が儲かっている間は、政府は
何もいってこないので、企業としても、一定の距離を保っている。
・政治の不安定、巨大な国内市場から、俊敏に変われた企業のみが生き残ってきた。
そして、アメリカにでても、その優位が生きた。
・面子を重んじる中国人、不正をしても即時に首はきれないし、従業員だって
その立場を重んじる。起業家はこのことで悩む。
・欧米のビジネスモデルを模倣してもってくるがそのままで成功しない。
その内容を理解して、中国へカスタマイズして、改善を加え続けていく。
・中国企業は、私企業がなかった時代から、試行錯誤でシステムをつくってきた
欧米のような手本はなかった。です。
目次は次の通りです。
第1章 序論 アメリカ流ではなく
第2章 自力での進路開拓
第3章 学習する企業
第4章 長期的な勝負を見すえた敏捷な戦略
第5章 人材管理
第6章 トップが絶対権力者
第7章 成長が金科玉条
第8章 パートナーシップとしてのガバナンス
第9章 独自性は何か、持続性があるのは何か -
Posted by ブクログ
旧態のJapan Tranditional Company型(JTC)に対し、昨今の一部日本企業の革新と跳躍をResolute JAPAN型(RJ:毅然とした日本)として整理・分析し、日本企業復活の源泉を探る。
元々海外書籍を日本版として出版しており、少し前に流行った手前味噌的「日本すごい!」系と違って、海外からどう見られどう賞賛されているのかを客観的に知ることが出来、日本人としては嬉しい。
事例研究としては興味深いのだが、RJ型の定義がバチっとしておらず、JTCvsRJは都度あるがvs米中印の比較がボヤっとしており、特定企業の一部分を取り上げて著者らの視点で「これがRJ型だ!」と謳っている面があるので再現性の乏しさは否めない。
帰納的事柄を更に抽象化・一般化し強さの構成要素を特定できればより有益な内容になりそうだ。 -
Posted by ブクログ
日産自動車の業績をV字回復させ、カリスマ経営者と一世風靡したカルロス・ゴーン氏、彼が次世代のグローバルリーダーを育成するために開催した講座、GLOBAL RESILIENT LEADERSHIP PROGRAM(逆風下の変革リーダーシップ養成講座)をまとめた書籍である。
自身の経験と実績から、グローバルリーダーの定義、リーダーとリーダーシップの違いや強いリーダー、CEOの心得、必要な素質を実務でのケースに例えて解説している。
リーダーは完璧であるのか、リーダーの振る舞い、危機が迫ったときの解決法なども基本から解説されている。氏は、レバノン系の両親から産まれ、ブラジルで育ち、フランスで教育を受け、世界でビジネスを行うというグローバルリーダーの鑑であるといえるだろう。
数多く出版されているビジネス書の中でも本書は、グローバルな視点での経営を行う者、グローバルリーダーについて学びたい者にお勧めしたい。非常にわかりやすく記された良書といえる。 -
Posted by ブクログ
そうか、ゴーン氏は15年以上、日産の経営をしてきたのか。
来日した頃は、短期間で立て直して去っていくイメージを持っていたけど、彼の「リバイバルプラン」は、最初から中長期的に成長を維持するこたを目標としていたことに、本書を読んで初めて知った。
そしてその「強靭にしてしなやかな」リーダーシップに、思わず納得。
厳しい状況の時にこそリーダーは必要で、良いリーダーにとって大事な要素は、「胆力、思慮深さ、丁寧な説明」
私はその全てが未熟だ。
でも、必要だけど未熟だということが分かったのだから、その部分を鍛えたらいいということ。
勉強と練習はこれからだ。 -
Posted by ブクログ
(2019/07/13)
2年ぶりに再読。すっかり悪者になってしまったゴーン氏ですが、彼の現実的なグローバル経営論はやはり説得力があります。グローバルな日本企業の経営は日本人がやるべきだが、経営陣の半分は外国人がよい、等。
(2017/06/19)
カルロス・ゴーン氏が、外部の幹部候補生を相手に実施している講義の模様を抜粋した1冊。経営学の専門家のコメントも混ぜられていて、実践的かつ理論的な面もおさえたビジネス書。
リーダーは結果にコミットすべきであるとか、部下とのコミュニケーションが大切であるという点は、よく紹介されるゴーン流のマネジメントである。グローバル人材になるには、やはり若いころから、複数の国、文化の中で育ったり、働くことが有効ではある、と言われると、その通りすぎて困るのだが、外国人が日本企業のトップを務めることに関する言及は興味深かった。やはり会社のトップは自国人であるほうが、マネジメント上は有利であり、その上で、海外とのビジネスを進められる人材が理想的だという。
もはや、グローバルを考えずに済む企業、業種は日本にはなく、否応なしに、グローバル化は進む。ゴーン氏の言うことに謙虚に耳を傾ける必要はあるな、と感じました。 -
Posted by ブクログ
ネタバレ複雑なビジネスの世界で、常に「最適の答え」を導ける力があれば…と思ったことはありませんか?
日々のノルマをこなすのに精一杯な人と、ゴール(目標)から逆算して目標達成のために必要な行動をとる人では、大きな差がつくのは明白です。
後者こそMBAの思考法。
戦略、マーケティング、組織作り、財務・会計などのあらゆる場面で、あなたのパフォーマンスは格段に上がります。
数字は嘘をつかないと言う言葉があるけれど、まさしくそうだと思う。
財務や会計からの観点で企業の状態を判断したり、流れや法則から読み取る事が出来るのは、過去の人々の大きな軌跡なのだと思う。
本書は実践的な物を厳選して載せてあると文頭に書いてありますが、まさしく実践的ですぐにでも活用できる物が沢山書かれています。 -
Posted by ブクログ
海外向けに書かれた日本企業の強さの秘訣。当たり前のことが多い。以下気になった点。
・営業利益は2012から2022で2倍
・リゾリュートジャパン 毅然とした
・現場ウォーク
・同族企業 韓国50 東南アジア70日本10
・外部CEO アメリカ20欧州25日本3
・リーダーシップとは矛盾をマネジメントすること
・感謝称賛を上から下、使命感を下から上
・新任CEO 米国54欧州41日本60
・150年前の明治維新の頃、日本の人口の90%は農村部に住み80%以上が農業に従事していた。大多数の国民が強い横のつながりと地主との縦のつながりを特徴とする地域社会で暮らしていた。その結果、この2つの特徴が文化的要素となり、外部に対する団結と上意下達と言う企業カルチャーにつながっていったと言われている。
・最も重要なリーダーシップは将来のトレンドや発展を俯瞰し変化への感度を高めること
・内向きな思考を取り除く
・トレンドを理解し、変化を予測し、ビジョンを策定する
・いや、しかし、でもといった言葉を使わないことを社員に求めた
・ソニー平井、インサイドアウトからアウトサイドイン
・取締役会の最大の意思決定は経営者の選任
・歴史的な視点を持つ
・上司の人間的な魅力 人間力
・自分の子供を働かせたいか
・日本の大手企業の80%が中計 米国は7% 2015
・価値観のアップデート 安い方が良いからの変化
インバウンドへの対応
・多くの企業では、ゲートウェイプロセスと事業創造の方法論が混同されている。ブルーオーシャン戦略は適切に活用すれば、一定の確率で新市場を創造できる方法論だが、日本国内では必ずしも正しく理解されていない。
・信じたい情報ばかり探す確証バイアスや、たいした事はないと思い込む正常性バイアスが作用しやすく、想定外のリスクを予見することが難しくなる。想定しきれないことが存在することを自覚することにある。