内藤健のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
すべての、あんこ&アズキ好きなかたに、読んでほしい!
考古学と遺伝学のフュージョンです!
一万年から数千年まえの昔、人々の暮らしの中でアズキがどう進化し、栽培化されたのか、わかります。
読めばきっと、あなたの食べているあんこ、アズキをより滋味深いものしてくれますよ!
著者は、内藤健(ないとう・けん)先生です。
農研機構のジーンバンクのご所属。いざというときに、日本の遺伝子資源を守るのが「ジーンバンク」です。
内藤先生は、成瀬あかりさんと同じ、滋賀県出身・京大卒の生粋の関西人。だからこの本、そののり全開で書かれています。とっても楽しく読めます。
そして、あんこ・アズ -
Posted by ブクログ
文句なしに面白い。
アズキの起源は日本であった。
結構キャッチーなフレーズである。なんかこう、これだけで日本人として誇らしいというか、なんかこう胸を張りたくなるような、不思議な感覚が生じる。やっぱり『○○発祥の地』ってキャッチーなんだよな。
そんな軽い感覚で読み始めたし、導入の前書きの文章も軽妙で文体としては『バッタを倒しにアフリカへ』の前野ウルド浩太郎氏や、『僕には鳥の言葉がわかる』の鈴木俊貴氏のそれに近い。(ちなみに両者を事例としてあげているので意識はされているのだろう)とにかくわかりやすく伝えたいという気持ちがビシバシに伝わってくる。
構成も素晴らしい。
アズキの研究と著 -
Posted by ブクログ
2026年3月刊。よくできた一冊。内装もオシャレにアズキ色。くだけた口調で、最先端の研究を紹介する。
アズキの祖先種は、東アジアに自生するヤブツルアズキ。その種子は小さく、褐色に黒斑。一方、アズキの種子はその2.5倍の大きさ、しかも赤色。いつどこで、ヤブツルアズキはアズキという作物に変身したのか。
ポスドク時代、イネのゲノム研究をNatureに発表。2010年、その著者が新たな就職先で任されたのはアズキ。調べてゆくと、中国起源だと思われていたのに、日本起源の可能性が急浮上。縄文・弥生の遺跡から出土する考古資料もそれを裏づけているように見えた。
15年におよぶ「いつどこでどのように」という謎解き -
Posted by ブクログ
ニュースでは、日本の科学技術の衰退が取り沙汰されているが、このように素晴らしく、面白い研究者の方々がいらっしゃるんだ、と感動すらしてしまった。中高生にもわかりやすい、多分習ってる範囲の知識で理解できるように書かれているのでぜひ読んでもらいたいなと思った。
この本は、文部科学省の資金で5年間行われた新学術領域研究「ヤポネシアゲノム」をまとめたものである。こんな研究がされていたのを私は知らなかった!ニュースとかでやっていたのかな?もっと世に知られてもいいのでは?(単に私の知らないだけ?)
研究は淡々と地道に努力を積み重ねるイメージがあったが、他の分野の人との関わりやつながりも大事なんだと思った -
Posted by ブクログ
ネタバレ第3章「アズキはどこで生まれたのか」だけ読んだ。日経サイエンス2024/2「アズキ 日本から大陸に渡った作物」記事での物足りなさからこちらの記事へ移動した。
栽培種アズキと野生種ヤブツルアズキ(アズキと比べて黒くて小さい)との遺伝子配列、特に実が赤色になる遺伝子を特定して比較し、栽培種アズキと類似の遺伝子配列を持つ野生種を見つけたと。それが長崎県の野生種。とはいえ鳥が運んでしまうこともあるので、西日本のどこかでこの野生種の先祖が居て、それが栽培種アズキへと分岐したと考えられる。つまり栽培種アズキは日本産との結論。なお他にも「栽培種アズキの起源が日本列島である強い証拠」を発見していて、いずれ論文