内藤健のレビュー一覧

  • アズキの起源

    Posted by ブクログ

     すべての、あんこ&アズキ好きなかたに、読んでほしい!
     考古学と遺伝学のフュージョンです!
     一万年から数千年まえの昔、人々の暮らしの中でアズキがどう進化し、栽培化されたのか、わかります。
     読めばきっと、あなたの食べているあんこ、アズキをより滋味深いものしてくれますよ!


     著者は、内藤健(ないとう・けん)先生です。
     農研機構のジーンバンクのご所属。いざというときに、日本の遺伝子資源を守るのが「ジーンバンク」です。
     内藤先生は、成瀬あかりさんと同じ、滋賀県出身・京大卒の生粋の関西人。だからこの本、そののり全開で書かれています。とっても楽しく読めます。

     そして、あんこ・アズ

    0
    2026年08月23日
  • アズキの起源

    Posted by ブクログ

     文句なしに面白い。

     アズキの起源は日本であった。

     結構キャッチーなフレーズである。なんかこう、これだけで日本人として誇らしいというか、なんかこう胸を張りたくなるような、不思議な感覚が生じる。やっぱり『○○発祥の地』ってキャッチーなんだよな。
     そんな軽い感覚で読み始めたし、導入の前書きの文章も軽妙で文体としては『バッタを倒しにアフリカへ』の前野ウルド浩太郎氏や、『僕には鳥の言葉がわかる』の鈴木俊貴氏のそれに近い。(ちなみに両者を事例としてあげているので意識はされているのだろう)とにかくわかりやすく伝えたいという気持ちがビシバシに伝わってくる。
     構成も素晴らしい。
     アズキの研究と著

    0
    2026年08月22日
  • アズキの起源

    Posted by ブクログ

    2026年3月刊。よくできた一冊。内装もオシャレにアズキ色。くだけた口調で、最先端の研究を紹介する。
    アズキの祖先種は、東アジアに自生するヤブツルアズキ。その種子は小さく、褐色に黒斑。一方、アズキの種子はその2.5倍の大きさ、しかも赤色。いつどこで、ヤブツルアズキはアズキという作物に変身したのか。
    ポスドク時代、イネのゲノム研究をNatureに発表。2010年、その著者が新たな就職先で任されたのはアズキ。調べてゆくと、中国起源だと思われていたのに、日本起源の可能性が急浮上。縄文・弥生の遺跡から出土する考古資料もそれを裏づけているように見えた。
    15年におよぶ「いつどこでどのように」という謎解き

    0
    2026年07月01日
  • アズキの起源

    Posted by ブクログ

    アズキのルーツを探る研究の旅に好奇心をくすぐられっぱなしだった。生物で学んだ知識を復習できたり、アップデートしたり、なにより二度見三度見してしまったのはナノポアシーケンサーなんだけれど(笑)クリの続報も気になります。

    0
    2026年04月28日
  • アズキの起源

    Posted by ブクログ


    日本版
    「プロジェクト・ヘイル・アズキ」!

    小豆に縁のなかった遺伝資源研究者が、
    アズキのゲノム解析に携わるようになり、
    どんどんのめり込んでいく。

    ゲノムを通じて、縄文人と会話しているようで、
    ユニークな語り口も面白い!
    まるでSFのような、全く実話のノンフィクション。

    日本人ならこれを読め。

    0
    2026年03月29日
  • ゲノムでたどる 古代の日本列島

    Posted by ブクログ

    ニュースでは、日本の科学技術の衰退が取り沙汰されているが、このように素晴らしく、面白い研究者の方々がいらっしゃるんだ、と感動すらしてしまった。中高生にもわかりやすい、多分習ってる範囲の知識で理解できるように書かれているのでぜひ読んでもらいたいなと思った。

    この本は、文部科学省の資金で5年間行われた新学術領域研究「ヤポネシアゲノム」をまとめたものである。こんな研究がされていたのを私は知らなかった!ニュースとかでやっていたのかな?もっと世に知られてもいいのでは?(単に私の知らないだけ?)

    研究は淡々と地道に努力を積み重ねるイメージがあったが、他の分野の人との関わりやつながりも大事なんだと思った

    0
    2024年05月16日
  • ゲノムでたどる 古代の日本列島

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    第3章「アズキはどこで生まれたのか」だけ読んだ。日経サイエンス2024/2「アズキ 日本から大陸に渡った作物」記事での物足りなさからこちらの記事へ移動した。
    栽培種アズキと野生種ヤブツルアズキ(アズキと比べて黒くて小さい)との遺伝子配列、特に実が赤色になる遺伝子を特定して比較し、栽培種アズキと類似の遺伝子配列を持つ野生種を見つけたと。それが長崎県の野生種。とはいえ鳥が運んでしまうこともあるので、西日本のどこかでこの野生種の先祖が居て、それが栽培種アズキへと分岐したと考えられる。つまり栽培種アズキは日本産との結論。なお他にも「栽培種アズキの起源が日本列島である強い証拠」を発見していて、いずれ論文

    0
    2024年01月29日
  • アズキの起源

    Posted by ブクログ

    ヤブツル小豆から小豆に変化したのはいつでどこの国からなのか…
    小豆の遺伝子解明で起源を探るという遺伝子研究者のお話。
    砕けた書き方で親しみやすく、図や表なども用いてどのように導き出したのかを分かりやすく解説されており、中高生くらいから楽しく読める内容になっていると思う。
    わたし的に1番面白かったのは人も含めて必要な塩基配列はたった1.5%、残りの配列98.5%はけっこう適当ってところかな。

    装丁も可愛い。
    カバー下も小豆色で小豆がページの表記の横にも小豆が書かれていてこだわりも感じて楽しかったです。

    0
    2026年07月08日
  • ゲノムでたどる 古代の日本列島

    Posted by ブクログ

    研究内容やその成果についても非常に興味深かった。それに加えて、個性あふれる研究者の皆様の、研究に至るまでのお話など、面白おかしく語る様に引き込まれた。硬さと柔らかさのバランスが良く、読みやすい。

    0
    2025年04月13日