北村陽子のレビュー一覧

  • チョコレートの真実
    チョコレートの歴史としての前半部分は非常に面白いが、おそらく作者の言いたいことではないのだろう。
    巨大企業は必然的に生産者を搾取できる力を持つ。例外の無い法則がこのような夢のある業界でも成り立っているということだ。
  • チョコレートの真実
    流し読み
    カカオがもともとはアフリカのものではなく、アメリカ大陸から輸入させられたものであり、奴隷にちかい労働により、チョコレートの原料のカカオは生産されている。フェアトレードの制度も骨抜きなっている、この現状を変えることはできるのか、チョコを口にするたび思いを馳せるだろう
  • チョコレートの真実
    【必読】
    チョコレートの歴史がわかります。
    一般的な農作物とは違う、闇に包まれたチョコレート産業の実態。
    歴史が苦手なので読み辛かったですが、必ず読むべき1冊だと思います。

    過去の奴隷制の事、現在の児童労働、などなど。
  • チョコレートの真実
    チョコレート史のような感じ。それもそれほど昔でない、最近の歴史。
    身近なものほど、その原料まで想いを馳せることができにくい代表例なんだろうな。
    世界史好きとしては、読み物として興味深かった。
    現在でも奴隷のように過酷な環境で働いている子どもたちがいるのだろう。日本にいると考えもしないことを考えさせら...続きを読む
  • チョコレートの真実
    旅行の前に読んでいた前半のことをすっかり忘れてしまったのだけど。。。カカオの歴史の最初からして、アステカ文明の奴隷たちが出てくる。
    そして現代のコートジボワール。
    これ以上ないぐらい腐敗しきった国家と多国籍企業、国際的なマネーゲーム、貧困にあえぐカカオ農家たち、騙されて売られる子供たち、消されるジャ...続きを読む
  • チョコレートの真実
    多国籍企業と、国家間、そして国内の利権争い。
    その底辺にいまもある奴隷。
    なくなるまでにどれだけ時間がかかるのだろう。

    補助金目当てのNGOとスクープ目当ての記者と、何がどこまで本当の情報であるか創作の話か。

    すべてが正規の値段になったとき、自分たちの生活品の値段はとんでもない価格になる。
    それ...続きを読む
  • チョコレートの真実
    アンフェアな取引で、莫大な富を築いた産業界、特にカカオ生産は今も昔も”奴隷労働”で購われていること、1つのチョコレートに存在する背景を知らない消費者たち。
  • チョコレートの真実
    甘いチョコレートの陰に潜む、苦い真実。過酷な児童労働、政府の腐敗といった暗部を探る。きな臭い話だから仕方ないと思うけれど、後半、若干食い込み足りない感じがした。
  • チョコレートの真実
    市場主義社会は搾取の連続で成り立っていく。
    悲しいけれど、そうでなければお金をたくさん稼ぐことができない社会になってしまっている。
    お金なんてたくさんはいらないはずなのに…