北村陽子のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
この本では、カカオに焦点を絞って貧困の構造について語っている。
カカオだけでなく、何にせよ、利益の配分に問題があり、それが貧困を作り出している。
貧困層の人が得るはずの利益を搾取する人が居る限り、貧困は無くならない。
利益を得るべき人から横取りする仕組みが出来上がっており、
その仕組みを崩そうとしても、その仕組みで利益を得る人間がそうはさせない。
よって、貧乏な人はより貧乏に、金持ちはより金持ちになる。
これは解決できるのか…?
どちらにせよ、裕福な人間が解決を試みない限り解決しないことは確かである。
貧困の原因は様々であり、解決が容易なものとそうでないものがあることが分かった。 -
Posted by ブクログ
<一番印象に残ったこと>
人は利他行動のどの部分を見ているかということ。利他行動の効果ではなく、利他を行う人の動機に注目し、それが、利他行動であるのかどうかを判断している。
確かに、利他かどうか判断(0か100かで判断)していては、なかなか他人のために助けようとする行動が減少していってしまうのも頷ける。
人間は複雑な生き物だ。そして人間がとる行動の動機もまた複雑である。
だから、それを理解した上で、「疑うよりかは、できる限り信じてみる」ことが大切だと気付かされた。
<利他を行うためには>
・元から備わっている他者を助けたいという衝動
・お返ししたいという性質
この二つと理性と戦略を用