矢野耕平のレビュー一覧
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日本語教育を達観した一冊 タイトルからはLINEと日本語能力の関係性のみに着目した本かと思ったが、教育現場・英語公用語企業にまで言及するなどなかなか奥深かかった。
・セミリンガル?母国語と第二言語の習得がともに育っていない状態をさす。人間は母国語で思考を巡らすものだが、幼少期(特に母国語能力を育成する時期)に早期の第二言語環境に置かれるなどした結果生じやすい。元々は帰国子女などを揶揄するなど、若干差別的な意味合いがある。現在は「ダブルリミッテッド」などという。
・LINE的人間関係?LINEの中ではビミョーな時にスタンプなどで言いにくいことを緩和したりする。その言いにくさが実際の人間関係で -
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ネタバレ(2025/10/06 初発の感想)
なかなかドキッとする指摘。
「ネオ・ネグレクトとは、衣食住に満ち足りた生活をしていても、親がわが子に関心が持てない状態を指す。」
いろいろな事例が紹介されており、驚くのもあれば、ちょっと自分も思い当たるものもあり。時代と環境的に仕方ないのもあるけど、う…痛いところ突かれた…という感じ。
発達心理学の先生などではないので、事例&背景考察が主で、子どもに与える影響などは言い切られていないけど(新しい事象でそもそも未知数だし)、直感的に「あまり良くなさそうだな」と思うことは、エビデンスがなくても避けておきたい。なので、こういう新しいことについて声を上げてくれ -
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ネタバレ●男女御三家vs.超進学校
→それぞれの学校に特色が色濃く存在しており、偏差値よりもその学校のカラーにマッチしているかどうかを考えないと、進学した生徒は苦しくなる。御三家は比較的自由でのんびりした校風が魅力的であるが、大学受験対策などは一切行わないためその点は注意。
●旧・一流進学校vs.新・一流進学校
→程度の差こそあれ、学校独自の取り組みやカリキュラム、優秀なスタッフによる教育が功を奏している。毎年優秀層を確保できる御三家や、ある程度ブランドを確立させることができた超進学校と比べて、一流進学校は常に「危機感」を抱いている。この危機感が、良質な教育を生み出す「軸」を形成していると言える。
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過去に中学受験について多数の発信を行ってきた著者が考える「さいきょう」の中学受験とは・・・。
「さいきょう」の言葉には「最強」と「最凶」の二つがかけられている。
親の価値観や選択次第で中学受験は良いものにも悪いものにもなり得るという意味である。
中学受験ブームの過熱に伴い、主にインターネット上で中学受験について様々な言説が飛び交い、良くも悪くも「一家言」もった親が散見される・・・。
本書は、そのような現状を受けて、よく論点になる点について、時に流布している風説に反論しながら、著者なりの考えを述べていく。
上記のような背景から執筆されているため、全体の印象はやや散漫・・・・というか詰込み感があ -
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言語学者の研究知見や、あるいは文筆業に携わるもの言葉のあり方に対するエッセイといったものでこういった題材を取り上げるものは偶に手を取るが
受験指導者の筆者によるものとして、教育に関する議論に近い立ち位置で、受験における国語教育の例を取り上げるもの。
その教育成果の是非は措いておくとして、高難度の中学受験ではどのように国語教育が測られているかは態々かかる学校の過去問を手に取る機会も少なく、まとまった形でパターン化されることで見えてくるものもあるように思う。
筆者の雑感に近い部分も個人的には興味深かったが、想定読者層としてはかかる年齢の子供を持つ親世代であろうこと。
紙幅的に仕方の内面もあるが、 -
Posted by ブクログ
大学入試改革が大揺れのなか、子を持つ保護者にとっては「どれどれ読んでみよう」という欲求を起こさせるタイトルではないでしょうか。何とかしてこのランクの大学に我が子が進んでくれたら、と思う親御さんは多いことでしょう、そうしたマーケットのニーズをうまく汲み取った一冊であると思います(というかタイトルがうまい、というべきか)。
内容はというと、早慶MARCHの付属校の紹介と中学受験、高校受験のどちらのルートで目指す付属校へ我が子を合格させるか、という点を近年の受験者動向もふまえながら解説されたものになっています。各付属校の特徴にも触れられており、本当にそれらの学校を目指すのであれば有益な情報が得られる