小笠原治のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
何かで「2015年読んが本でオススメ!」と書かれていたので、買ってみました。IoTという文脈の本を何冊か読みましたが、その中では一番しっくりきました。その中でも「IoT=モノのインターネットは誤訳である」が一番共感。
普通に考えて、この訳では訳になってないし意味になってない。。。笑
本書では「モノとコトのインターネット」と書かれていましたが、ようはこれまではただの「箱」だったものがインターネット(つまり、ほとんどの場合はWi-Fiを搭載している)と出会うコトで進化を遂げる活動のことなんだな!と。
国内外の事例が具体的に紹介されているので、とてもイメージしやすいです。さて、僕だったらどんなネ -
Posted by ブクログ
大量生産・大量消費から適量生産・適量消費へ、モノづくりベンチャーが活躍できる時代。
クラウドファウンディングによってニッチなものでも売れるようになった。金額によりリターンが異なる仕組み、お金が先に入ってくる予約注文。
モジュール化、セットアップ、3Dプリンター。
モノゴトで稼ぐ=スマート化、インダストリー4.0、IoT。
センサーが人の動きを感知して必要な情報や行動を提示する。
多種多様なセンサー、安価で省電力な通信環境、セキュアな膨大なデータを蓄積可能なストレージ、蓄積されたデータの分析・学習、分析・学習による予測、これらの多様性を担保するAPI。
IoTからIoEへ(Internet of -
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IoT-Internet of things -すなわち、モノゴトのインターネット。モジュール化、3Dプリンター、インダストリー4.0によって、IoTは現実のものとなりつつある。物を所有する、という時代から、モノゴトを買う、という時代がやってくる。例えば、車を所有しなくてもA地点からB地点に移動できるならば構わない。つまり、「移動する」というモノゴトを買うのであって、必ずしも車を買う必要はない。ドリルを買う人間はドリルが欲しいのではない。ただ、ドリルを使って穴を開けたいのだ。
また、クラウドファンディング、非言語、グローバルニッチなど、新たな試みも数多くでてきている。snsで世界中では様々な人 -
Posted by ブクログ
日経新聞で紹介されていた本で、気になっていたので読みました。
本書のテーマは、「新しいモノづくり」。
「新しいモノ」づくり、そして新しい「モノづくり」です。
モノづくりを支える環境が、昔と比べて随分変わりました。この変化によって、モノづくりの手法が変わってきていると著者は言っています。
クラウドファンディングによる資金調達、モジュール化、3Dプリンタなどなど。
作ってから売るから、売ってから作る時代へ。どんな部品をどうやって組み合わせるかのセットアップが重要な時代へ。
さらに、これらの新しい手法によって生まれるモノ自体も変わってきているらしいです。
モノから「モノゴト」へ。単なるモノではなく -
Posted by ブクログ
DMM.makeの総合プロデューサーであり、さくらインターネットの共同ファウンダーである著者が、DMM.makeでの経験も踏まえて、モノづくりとIoTの世界を網羅的に解説した良書。
ここでのポイントはモノづくりとIoTの世界を、「売れる」・「作れる」・「モノゴトで稼ぐ」の3つの位相でシンプルに表現している点にある。3Dプリンターのようなモノづくりのテクニカルな位相から考えるのではなく、それがニッチなニーズに対しても少量から製造可能になることで「売れる」ということこそ重要な変化であるという点は、本質的であるが、気づきにくい重要な点だと感じた。また、人々がお金を払いたくなるのは、モノ単体の機能的