木村椅子のレビュー一覧

ウミガメみたいに飛んでみな

木村椅子

表題作を含む短編集。
読み終わったあとはどれもジーンと来る。
涙涙の感動作！とかではなく
あぁ家族って、こんな感じだったりするよな〜みたいな。
あぁ親に会いたいな〜みたいな。

ウミガメみたいに飛んでみな

木村椅子

脇が面白い。のんこの婆ちゃん、ただ優しいんじゃなくてなかなか強いし。利一がいじめられるのもなんかわかる。一人で立てる子の足引っ張るのが日本。残念ながら。可愛い亀に会いに行きたいな。

ウミガメみたいに飛んでみな

木村椅子

ディグ　アウト　ユア　ナイフ
父親の言葉、お前の中に武器を持て、お前がお前でいられるための武器だ。
父さんは武器をもってるの？
臆病であること

ウミガメみたいに飛んでみな

木村椅子

ほっこり家族の絆系短編集。
歳をとるにつれ家族のあり方は変わっていくけど、正しい家族像なんてきっと無くて、時と共に悩んで見出すものなんだなとしみじみ。

ただ最後に全部の話が繋がるという期待通りにはならず、なら一冊の本である必要ある？とも思い。受賞作に合わせて他の話を作った感じがちょっとあったので星3つです。