加村一馬のレビュー一覧

  • 洞窟オジさん

    加村さんの逞しい生きざま

    冒頭の虐待や家族からの仕打ち、長いこと相棒だったシロの死な前半は読んでどいて泣きたくなる部分が多かったけど、1つ1つの話が短く、すらすらと読めた。後半は加村さんが色んな人に巡り合って、助け合い信頼しながら生きていく様子が書かれていて心が温かくなった。自分が今どれだけ恵まれた環境にいるか改めて考えさせ...続きを読む
  • 洞窟オジさん
    ちょうど他の洞窟関連の本に夢中になっていた時に、たまたま目にとまり読んだ本。
    洞窟で半生を生きてきた人と聞いただけで、やはり生い立ちは普通ではないと予測はついたが、実際ひどい内容だった。親からの愛情に飢え、人間不信になってしまった加村さん。山へ逃げる気持ちもよく分かった。

    富士の樹海のエピソードは...続きを読む
  • 洞窟オジさん
    テレビ番組で特集していて興味を持ち購入。
    まあすごい人生です。常識の範囲外。普段の生活であたふたしているのがバカバカしくなる。生きるとは何かを改めて考えさせられる。
    作者は幸せだったのか?そんなことを考えても自分の考えると幸せと全く尺度が違うように思えて何か清々しささえ感じる。
  • 洞窟オジさん
    すごい体験をしたすごい人が過去を振り返る内容だった。語り口が面白く当事者も素直そうな良い方なお陰か、苦労したであろう事象も実直に受け止めることができた。
  • 洞窟オジさん
    「激レアさん」を見てすごく読みたくなって購入しました。愛犬シロとの場面で、ピンク色の蘭の花畑で、人生で一番信頼して大好きだった相棒とお別れするシーンが1番泣けました。来世でもぜひ一緒になってほしいと心から思います。虐待とか孤独とか、想像を絶する苦労に耐えてきた強い方なのだと実感しました。
  • 洞窟オジさん
    激レアさんで、洞窟オジさんを知り、早速読みました!
    とても面白かったです。
    加村さんの人が良いんだろうなぁ。
    悪い人もいたのかもしれませんが、周りの人にも恵まれて、またその人たちにも様々な形で感謝を返してる姿が素晴らしかったです。
    高齢になってもなお、夢を持ち続けている姿にも、見習わなくてはと思いま...続きを読む
  • 洞窟オジさん
    久々にワクワクする本に出会った。

    主人公は13歳の時に家出して、
    約40年間、人を避けながら
    洞窟や山で愛犬シロとサバイバルな生活をした。

    現代のネット社会では実現できない生活。
    そんな事を体験できて、最後は人の温かさに触れる
    人生をおくった『洞窟オジさん』。
    最高に面白かった。

    最後に今後の...続きを読む
  • 洞窟オジさん
    「洞窟オジさん」というタイトルのこの本を友人から勧められた時、いわゆる「ゆるい系」の話なのかと思った。

    ところが、あらすじを見ると43年もの間世俗を離れ、洞窟でヘビやカエルや猪を獲って暮らしてたという。
    しかも実話だという。

    いわゆるドキュメンタリーなのだろうか…。
    などと思いながら読みだし、読...続きを読む
  • 洞窟オジさん
    昭和35年、両親の虐待から逃れるため、13歳の加村少年は愛犬シロと家出。そこからはじまったホームレス生活。足尾銅山の洞窟を住処とし、ヘビやトリ、イノシシを食べる。食べ物がなければ、3、4日は食べずに過ごす。富士樹海で死体を見たこともある。人のいることろで山菜や魚を売って現金を手にすることもある。老夫...続きを読む
  • 洞窟オジさん
    タイトルでは面白い本かと思ってしまいましたが、
    子供の頃に家出して洞窟で生活していたおじさんの話です。
    悲しくて、どこか優しい本。

    私はおじさんに会ったら抱きしめたいと心から思いました。
  • 洞窟オジさん
    テレビ番組の『激レアさん』に出演しているのを観て興味をもったまま、しばらく経ってしまった。先日、古本屋で文庫本をみつけたので読んでみた。

     洞窟おじさんの少年期、昭和30年代はまだまだ日本は貧しい時代。兄弟は多く、いつも腹ペコ。ひもじさからついついつまみ食い。それにお父さん激怒! ぶん殴られて、墓...続きを読む
  • 洞窟オジさん
    昭和34年13才だった少年は、父親の折檻に耐えきれず家を飛び出し、以来森や洞窟や川べりで43年も暮らした。読む前に私が確かめようと思ったのは4点。
    (1)人間は人との間の交流がなく、生きていけるものなのか?
    (2)人間は文明機器と一切隔絶して生きていけるものなのか?
    (3)長い間で、喜びを感じたもの...続きを読む
  • 洞窟オジさん
    題名がソフトだからもっとポップな内容かと思っていたが、思っていたより全然壮絶だった。少年は、苛酷な環境から逃れるために、山の中へと逃げた。家族に虐げられる世界から逃れるために。それから生きる為に、壮絶なサバイバルの中、ずっと孤独を抱えて生きてきた。そして、ふとしたきっかけで、少年の頃の記憶からは想像...続きを読む
  • 洞窟オジさん
    一気に読み切ってしまった。「激レアさん・・・」を見て著者を知りました。中学生くらいの時に家を出たまま一人で生き抜いてこられたまれな人生を覗かせていただいた。何度も窮地に立たされ、都度考え実行する逞しさは今の時代には極めて希薄になっていると思っている。だからこそこの時代に必要な情報だと感じた。
  • 洞窟オジさん

    優しい人が沢山

    激レアさんの再放送編集番組を見て購入。本当に珍しい人生を送ってきた人。お金に縛られないこんな生き方も幸せかも。でも本当にいろいろ親切な方々の支えがあって今の生活ができている。世の中には聖人のような方々がおられるのだな。と、ここに登場する全ての方々が激レアさん。
  • 洞窟オジさん
    本にも出会いがある。たまたま見つけた。タイトルに惹かれた。面白かった。サバイバルに生きる人の強さ。こんな人がいたなんて、驚き。人間は強い。逆に現代の生活はまったくゆるい。NHKでドラマ化されたそうだ。観てみたい。
  • 洞窟オジさん
    「洞窟ばか」という洞窟探検家の本を探そうとして、何故か洞窟オジさんと検索したのがこの本を知った切欠です。
    似ているようで全く別。洞窟ばかは現代人らしく未知の洞窟の探検に血道を上げていますが、洞窟オジさんと来たら、親の虐待に耐えかねて愛犬シロと家出をした13才の少年が、足尾銅山の洞窟に住み、蛇や虫や猪...続きを読む
  • 洞窟オジさん
    昔、洞窟だかどこだかで自力で何十年も生活した人の本がある、と何かで見たか読んだかで興味を持ったことはあったんです。

    でもその当時それはハードカバーで、大好きな作家以外の本は文庫派の私には手が出ないもので、いつの間にか忘れてしまってました。

    今日、お気に入りの本屋をウロウロしていたときにこの本が目...続きを読む
  • 洞窟オジさん
    感想
    人を拒絶する。ずっとし続ける。だけど人の温もりが忘れられない。それが人間。社会復帰を果たしたオジさん。洞窟の外の幸せを噛みしめて。
  • 洞窟オジさん
    テレビで紹介されていたのですね。
    好きな作家さんがおすすめしていたので読みました。

    虐待から逃れるために中学生の年齢で犬と洞窟で生活。その後も事実は小説より…という怒濤の展開。

    ホームレスに文字を教えてもらうまで読み書きできなかったというあまりにも現代離れした純粋さ。
    恐らくかなり編集やライター...続きを読む