加村一馬のレビュー一覧

  • 洞窟オジさん

    購入済み

    素晴らしい作品

    洞窟おじさんと愛犬・シロの絆に胸を打たれ涙が止まらなかった。おじさんの心の中には今でもずっとシロがいて、辛いときはいつもシロが心の支えになってくれている、大切な存在だと感じた。
    おじさんは長い間たった1人、サバイバルで生き抜いて来たが、それはとても誇り高い生き方だと感じた。そして、色々ありながらも、今は人に支えられていることに感謝しながら懸命に生きている姿にも感動した。現代に生きる若者から年配の方まで、悩みながら生きる者全てに、今を生きる力強さと勇気もらえる一冊になることは間違いない。多くの人に読んでもらいたい。

    0
    2025年07月31日
  • 洞窟オジさん

    Posted by ブクログ

    audible110冊目。

    このような方がいたなんて、この本を読むまで知りませんでした。
    遠い昔の話ではないからこそ、読めば読むほど驚きました。
    シロとのお別れの描写は涙を堪えきれません…
    追いかけてきてくれて、一緒に暮らしてくれて、シロにありがとうと言いたいです。
    洞窟オジさん、リアル「生きる力」強すぎます。
    現在は平穏な暮らしをされているようで安心しました。

    0
    2025年07月13日
  • 洞窟オジさん

    Posted by ブクログ

    生きるという目的に向かって行動し、あれこれ考えずまずはやってみることで生きてきた加村さん、闇雲だったかも知れませんが、だんだんと加村さんを応援してくれる仲間達にも恵まれていきました。
    加村さんは、貧しかったり、両親に恵まれなかったりしたかも知れません。でも、そんなピンチで「本当に大切なこと」に気付かせてくれたように思います。加村さんが教えてくれた「本当に大切なこと」とは、人間関係も含めた「豊かさとは何か」ということではないでしょうか?と思うのですが…。加村さんが生きているということの意味の中に、まだ日本にも加村さんのような人が生きていけるという豊かさが残っている、日本はそんなに捨てたものでもな

    0
    2024年11月25日
  • 洞窟オジさん

    QM

    購入済み

    加村さんの逞しい生きざま

    冒頭の虐待や家族からの仕打ち、長いこと相棒だったシロの死な前半は読んでどいて泣きたくなる部分が多かったけど、1つ1つの話が短く、すらすらと読めた。後半は加村さんが色んな人に巡り合って、助け合い信頼しながら生きていく様子が書かれていて心が温かくなった。自分が今どれだけ恵まれた環境にいるか改めて考えさせられる1冊だった。現代の進化した文明に頼り切らず、それらがなくても自然にあるものを利用して生きてきた加村さんは逞しい。勇気をもらえた。

    #アツい #感動する #泣ける

    0
    2024年03月11日
  • 洞窟オジさん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    ちょうど他の洞窟関連の本に夢中になっていた時に、たまたま目にとまり読んだ本。
    洞窟で半生を生きてきた人と聞いただけで、やはり生い立ちは普通ではないと予測はついたが、実際ひどい内容だった。親からの愛情に飢え、人間不信になってしまった加村さん。山へ逃げる気持ちもよく分かった。

    富士の樹海のエピソードは、かなり強烈だった。
    自殺のメッカだとは聞いていたが、実際そうなんだな。

    愛犬シロが何度も命を救ってくれたシーンは感動して思わず涙が出た。これだけ心を通わせていた犬の最期は本当に心が締め付けられる程辛かっただろうと思う。

    波乱万丈な半生ではあったが、加村さんのお人柄からだろうか、出会った人達から

    0
    2023年04月13日
  • 洞窟オジさん

    Posted by ブクログ

    テレビ番組で特集していて興味を持ち購入。
    まあすごい人生です。常識の範囲外。普段の生活であたふたしているのがバカバカしくなる。生きるとは何かを改めて考えさせられる。
    作者は幸せだったのか?そんなことを考えても自分の考えると幸せと全く尺度が違うように思えて何か清々しささえ感じる。

    0
    2022年11月20日
  • 洞窟オジさん

    Posted by ブクログ

    すごい体験をしたすごい人が過去を振り返る内容だった。語り口が面白く当事者も素直そうな良い方なお陰か、苦労したであろう事象も実直に受け止めることができた。

    0
    2021年02月03日
  • 洞窟オジさん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    「激レアさん」を見てすごく読みたくなって購入しました。愛犬シロとの場面で、ピンク色の蘭の花畑で、人生で一番信頼して大好きだった相棒とお別れするシーンが1番泣けました。来世でもぜひ一緒になってほしいと心から思います。虐待とか孤独とか、想像を絶する苦労に耐えてきた強い方なのだと実感しました。

    0
    2020年09月28日
  • 洞窟オジさん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    激レアさんで、洞窟オジさんを知り、早速読みました!
    とても面白かったです。
    加村さんの人が良いんだろうなぁ。
    悪い人もいたのかもしれませんが、周りの人にも恵まれて、またその人たちにも様々な形で感謝を返してる姿が素晴らしかったです。
    高齢になってもなお、夢を持ち続けている姿にも、見習わなくてはと思いました。
    シロとのことを語る場面は、うるっときてしまいました。
    今まで読んだ本の中で、一番好きです。

    0
    2020年08月18日
  • 洞窟オジさん

    Posted by ブクログ

    久々にワクワクする本に出会った。

    主人公は13歳の時に家出して、
    約40年間、人を避けながら
    洞窟や山で愛犬シロとサバイバルな生活をした。

    現代のネット社会では実現できない生活。
    そんな事を体験できて、最後は人の温かさに触れる
    人生をおくった『洞窟オジさん』。
    最高に面白かった。

    最後に今後の夢を書いているが、
    洞窟探検をしたいというのにはビックリした。
    まだまだ、元気な69歳だ!(文庫発売当時)

    0
    2019年01月20日
  • 洞窟オジさん

    Posted by ブクログ

    「洞窟オジさん」というタイトルのこの本を友人から勧められた時、いわゆる「ゆるい系」の話なのかと思った。

    ところが、あらすじを見ると43年もの間世俗を離れ、洞窟でヘビやカエルや猪を獲って暮らしてたという。
    しかも実話だという。

    いわゆるドキュメンタリーなのだろうか…。
    などと思いながら読みだし、読む前のあれこれを裏切られ、人間の抱える矛盾、弱さ、強さ、愛情、つまりは人間というものを加村さんの人生から感じないわけにはいかなかった。

    サバイバルものというのは通常文明から放り出されて、それまでと違う価値観を突き付けられ、最後には当たり前の幸せを再認識するという話が多い。

    しかし、加村さんの場合

    0
    2017年02月13日
  • 洞窟オジさん

    Posted by ブクログ

    昭和35年、両親の虐待から逃れるため、13歳の加村少年は愛犬シロと家出。そこからはじまったホームレス生活。足尾銅山の洞窟を住処とし、ヘビやトリ、イノシシを食べる。食べ物がなければ、3、4日は食べずに過ごす。富士樹海で死体を見たこともある。人のいることろで山菜や魚を売って現金を手にすることもある。老夫婦に我が子のように可愛がられたこともあった。

    しかし、結局、彼は人のいない山奥へ戻っていく。彼が求めるのは愛じゃなくて、洞窟。暗くて孤独でサバイバルな場所こそが彼の安らぎだった。

    ・・・という「洞窟オジさん」も年をとった。やはり、 老いて人は最後に人とのふれあいを望むのだろう。洞窟オジさんは洞窟

    0
    2016年06月07日
  • 洞窟オジさん

    Posted by ブクログ

    両親の折檻から逃げるため13歳で家を出て洞窟で暮らし、転々としながら数十年を暮らした日々が書かれている。話し言葉なので直接話を聞いているような気分になった。
    時代が違うとはいえ、中一年齢の少年が1人で蛇や猪を獲って暮らす描写に驚き、樹海で死体を見て怖くなって自殺をやめるところに現実味を感じた。徐々にお金や言葉を知るが、物を知り便利を知ることの、後戻りのできない強烈さが印象的だった。

    0
    2025年08月04日
  • 洞窟オジさん

    Posted by ブクログ

    タイトルでは面白い本かと思ってしまいましたが、
    子供の頃に家出して洞窟で生活していたおじさんの話です。
    悲しくて、どこか優しい本。

    私はおじさんに会ったら抱きしめたいと心から思いました。

    0
    2024年03月21日
  • 洞窟オジさん

    Posted by ブクログ

    テレビ番組の『激レアさん』に出演しているのを観て興味をもったまま、しばらく経ってしまった。先日、古本屋で文庫本をみつけたので読んでみた。

     洞窟おじさんの少年期、昭和30年代はまだまだ日本は貧しい時代。兄弟は多く、いつも腹ペコ。ひもじさからついついつまみ食い。それにお父さん激怒! ぶん殴られて、墓石に一晩くくりつけられるという虐待を受ける。しかし少年の胃袋は、そんなことくらいで空腹に打ち勝つことはできない。ふたたびつまみ食い。父親が楽しみにしていた蝮の干し肉も食べてしまう。ふたたび父は激昂!ぶん殴られて、墓石に一晩くくりつけられる。

     そんな虐待に耐える日々に嫌気がさして、13歳のときに家

    0
    2021年10月31日
  • 洞窟オジさん

    Posted by ブクログ

    昭和34年13才だった少年は、父親の折檻に耐えきれず家を飛び出し、以来森や洞窟や川べりで43年も暮らした。読む前に私が確かめようと思ったのは4点。
    (1)人間は人との間の交流がなく、生きていけるものなのか?
    (2)人間は文明機器と一切隔絶して生きていけるものなのか?
    (3)長い間で、喜びを感じたものは何か?
    (4)長い間で、悲しみを感じたものは何か?

    結果
    (1)表紙は洞窟の前に佇むカバンとスコップを持った少年と犬のシロ。下には無数の庶民がいる。読み終わってわかるのは、此処に出てくる主な登場人物だということだ。加村一馬少年は2年間洞窟でサバイバル生活を続け、その後数年間人にも会わずに生きてい

    0
    2021年03月23日
  • 洞窟オジさん

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    題名がソフトだからもっとポップな内容かと思っていたが、思っていたより全然壮絶だった。少年は、苛酷な環境から逃れるために、山の中へと逃げた。家族に虐げられる世界から逃れるために。それから生きる為に、壮絶なサバイバルの中、ずっと孤独を抱えて生きてきた。そして、ふとしたきっかけで、少年の頃の記憶からは想像もできない程に発達した人間社会に戻ってきた。
    少年時代の家庭での孤独、山の中での孤独、全く様変わりした人間社会での孤独と、彼はいつも壮絶に孤独だった。それでも最後に、彼が辿り着いた場所とは?彼はどこにいることが幸せなのか?彼の本当の居場所は?
    色々と考えさせられた。とても、面白かった。

    0
    2021年01月30日
  • 洞窟オジさん

    Posted by ブクログ

    一気に読み切ってしまった。「激レアさん・・・」を見て著者を知りました。中学生くらいの時に家を出たまま一人で生き抜いてこられたまれな人生を覗かせていただいた。何度も窮地に立たされ、都度考え実行する逞しさは今の時代には極めて希薄になっていると思っている。だからこそこの時代に必要な情報だと感じた。

    0
    2020年12月27日
  • 洞窟オジさん

    購入済み

    優しい人が沢山

    激レアさんの再放送編集番組を見て購入。本当に珍しい人生を送ってきた人。お金に縛られないこんな生き方も幸せかも。でも本当にいろいろ親切な方々の支えがあって今の生活ができている。世の中には聖人のような方々がおられるのだな。と、ここに登場する全ての方々が激レアさん。

    0
    2020年05月04日
  • 洞窟オジさん

    Posted by ブクログ

    本にも出会いがある。たまたま見つけた。タイトルに惹かれた。面白かった。サバイバルに生きる人の強さ。こんな人がいたなんて、驚き。人間は強い。逆に現代の生活はまったくゆるい。NHKでドラマ化されたそうだ。観てみたい。

    0
    2019年02月02日