阿部雅世のレビュー一覧
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ものを作る人、買う人、ゼッタイ読んでほしい。
デザインってデザインとしか言いようがないけれど、デザインはすべてを含んでいるものと気づくきっかけのために。
かっこいいもの=デザインという意味では決してありませんよ!Posted by ブクログ -
原研哉さんと阿部雅世さんの対談形式で綴られたデザイン論です。
道具の始原が「棍棒」一つだけでなく「器」との二つであるという話から始まります。
「もの」ではなく「こと」をデザインするのだという原さんの考えには大いに賛成です。
「こと」をデザインするには、当然ですが、その「こと」の根本的なところから考...続きを読むPosted by ブクログ -
対談方式なので読みやすいことと、最前線で活躍されているお二人の「デザイン」ということの捉え方、言葉の大切さ、身近な暮らしの中の発見など、納得させられることばかり。さらに、2人とも教育分野でも活躍されているので、実際のワークショップの内容や日本と西欧のデザイン教育の違いなどが面白かった。最後の章の「デ...続きを読むPosted by ブクログ
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原 研哉さんと阿部 雅世さんの対談形式の討論。
「なぜデザインなのか」ということを、
それぞれが暮らしている視点で語っています。
住むことに必要なこと、ミラノサローネが営利的になってきたわけ、
デザインという言葉などなど、読めば考え方が広がる一冊。(木下)Posted by ブクログ -
アーキテクトデザイナー阿部雅世氏とグラフィックデザイナー原研哉氏の東京とベルリンでの対談を纏めた書、デザインから生活文化、そしてコミュニケーションに至る欧州と日本の比較文化論になっているものの必ずしも脱亜入欧ではなく、少ないながらも日本文化の優位性なども触れておりとても興味深く読めた。脈拍や体温、血...続きを読むPosted by ブクログ
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デザイナーの対談集を読んで、さらに対談集を読みたくなりました。『梅原デザインはまっすぐだ!』に比べると完成度が高いです。前半は原研哉さん、後半は阿部雅世さんの話題になります。Posted by ブクログ
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世界から見た、日本のデザインのいいところ悪いとこを指摘していて
それがまた的を得てる。
「骨格のある日常生活を構築しなおして、次の世代に手渡す事が日本のデザインに課せられた一番重くて尊い課題ではないか」
とてもいい本でした。
また読みたいな。読んだら読んだだけ色んな事を考えそう。Posted by ブクログ -
無印良品のアートディレクションをやってる原研哉さんと
ヨーロッパで製品開発や素材の応用研究などのデザイン活動を
しているという阿部雅世さんの対談。
ヨーロッパ、特にイタリア、ドイツのデザインの歴史や
職人工芸の過去と現在、日本のそれらを対比させながら、
グローバルな資本主義経済の世界の中...続きを読むPosted by ブクログ -
原さん、阿部さんのデザインに対する思いや感じ方を対談を通して知れる本。じっくり読むと、日本とヨーロッパのデザインの違い、考え方の違いを深く考えさせられます。
デザインの初心者の自分でもとても面白く、興味深く読めました。Posted by ブクログ -
あなたのやりたいことなんて誰も興味ない。
でも、あなたができることには興味があるし、そこが仕事になる。
紛争や侵略で逃げた先の新しい住まいで、
もう会えないかもしれない家族の写真を飾ったとき、そこが自分の家になる。
ヨーロッパ人が壁いっぱいに家族の写真を飾るのは、そのため。
家族の写真を財布に入れ...続きを読むPosted by ブクログ -
ドローイングとは頭の中を出すこと。恥ずかしい。
クロッキー教室で裸婦を書くトレーニングがよかった。
デッサンは物を見る、フォルムを見る目の訓練。
デザイナーは職業柄、誰も思いついたことのないような説明しにくいことを思いついてしまう。説明のプロでなければならない。
マテリアル・ワールド・プロジェク...続きを読むPosted by ブクログ -
20110224中断。
対談形式でいろんな話題に飛んでるけど
あまり興味がもてないため中断。
グラフィックデザインについての話が多め。Posted by ブクログ -
「デザイン」の本質を両者の経験を交えて考察した対談形式の本です。デザインの存在意義と理想が強く語られています。
そもそも「デザイン」とはマーケットに迎合したものではなく、円滑な生活を可能にしてくれるものという考えに立脚しています。柔らかな合理性を追求したもの、とでも言いましょうか。
身...続きを読むPosted by ブクログ