半田滋のレビュー一覧

  • 零戦パイロットからの遺言 原田要が空から見た戦争
    「戦争が憎い」と訴え続けた元零戦パイロット原田要さんのラストインタビュー。自ら海軍に志願し優秀な成績で零戦パイロットとなった原田さんは、数々の戦闘で多くの敵機を撃ち落としてきたが、三度も命を失いかけた。

    真珠湾攻撃とミッドウェー海戦では、軍艦「蒼龍」から零戦を発着させていた。しかし、ミッドウェーで...続きを読む
  • 日本は戦争をするのか 集団的自衛権と自衛隊
    いろいろはっとさせられる指摘や分析が多く、久々に良著に出会えたと思った。もちろん、細かい論理で詰めて考えたらどうなのって点もあるかも知れないけど。
    一章不安定要因になった安倍首相で、靖国参拝を通して米国すらも刺激して安全保障環境を悪化させていること。また首相になる前に主張していた退役予定のゆき型の海...続きを読む
  • 日本は戦争をするのか 集団的自衛権と自衛隊
    少なくとも戦争をするための準備は着々と整備されている。ただ、はたして国民だけではなく国を率いる政治家たちもその「覚悟」ができているかは不明。危機をあおって不満をそらしているだけではないかという疑問に答えるためにも姑息な言葉尻の議論ではなく、真に抑止力のある国防を目指すには何が必要か真剣に考えるべきだ...続きを読む
  • 日本は戦争をするのか 集団的自衛権と自衛隊
    集団的自衛権以前に考えなければならない安全保障のための問題は、山程あるようだ。差し迫った脅威について煽られることは多いけれど、それに対するために今検討するべきことは、集団的自衛権ではないのではないかと考えてしまった。一度外してしまった箍を戻すことは容易ではないだろうし。
    中には疑問を抱く言説があった...続きを読む
  • 僕たちの国の自衛隊に21の質問
    長年新聞記者として活躍してきた著者が自衛隊やそれに関わる政策や法案などについてQ&Aスタイルで述べてます。児童生徒向けに書かれているので、わかりやすい本です。
    著者の立場は完全に安倍とは反対で、憲法改正や集団的自衛権の問題点がよくわかります。また、本の中に自衛官の言葉が時折引用されていて自衛官の気持...続きを読む
  • 日本は戦争をするのか 集団的自衛権と自衛隊
    我々が為政者に質したいプリミティブな問いそのものがタイトルとして掲げられている。論議の的となっている集団的自衛権の本質と問題点を様々な観点から論ずるだけでなく、自衛隊という武装集団の特異さを改めて考えさせる。
  • 自衛隊vs.北朝鮮
    [ 内容 ]
    第二次朝鮮戦争勃発!その時、自衛隊に何が出来るのか。
    何が出来ないのか。
    防衛庁が作成した極秘文書『K半島事態対処計画』にはその全てが書かれていた。
    北朝鮮軍の実力は?
    原発がテロ攻撃されたら?
    弾道ミサイルは防げるのか?
    武装難民が大量に上陸してきたら?
    隣国で「本物の戦争」が起きた...続きを読む
  • 自衛隊vs.北朝鮮
    防衛庁極秘文書「K半島事態対処計画」をもとに第二次朝鮮戦争に備える自衛隊の指針・実力について解説されていた。第二次朝鮮戦争が勃発するとき、「情報収集」、「邦人救出」、「日米韓連携」および「難民対策」など戦争以外にも多くの課題(法整備など)が山積されていることを理解できた。興味深く読めたのは、シュミレ...続きを読む
  • 戦争と平和の船、ナッチャン
    児童・生徒向けとして見れば、問題提起と言う観点ではありかと。 ただ著者は反戦?の方向に持っていきたいのか、意図的に?誤解を生じさせる記述があったり、矛盾しているように感じられる文章もあり。
    この辺りを敢えてフラットな視点で構成するのもありだったかなと。

    何れにしても国として病院船を保有するとなると...続きを読む
  • 日本は戦争をするのか 集団的自衛権と自衛隊
    半田さんという方は左寄り、朝日新聞寄りの意見のようだ。憲法改正反対、集団的自衛権反対、安倍政権批判の内容。共感できる部分は少なかった。
  • 僕たちの国の自衛隊に21の質問
    世界から「平和国家」と思われるようになった日本。第二次大戦後、日本国憲法で戦争の放棄を設定し、70年に渡って戦争に関わらずにきたからだ。けれど、2014年7月1日、安倍晋三総理大臣は憲法の解釈を変え、集団的自衛権の行使を認めることにしたのです。

    日本は現在、確かに平和だ。けれど、
    北朝鮮は核兵器の...続きを読む
  • 僕たちの国の自衛隊に21の質問
    自衛隊に対する認識が変わった。阿部総理に対する認識も変わった。ニュースはあまり見ない人間だから結構役に立った。
  • 日本は戦争をするのか 集団的自衛権と自衛隊
    結局のところ、「俺は、自衛隊や日本周辺の国々の軍事情勢について、こんなによく知ってるんだぜ」という著者の主張ですよね、これ。

    「僕自身の無知を補う」という意味では役に立った部分もありますが、タイトルに沿った内容ではないと思われる部分も少なくないため、「騙された」印象を受けました。

    これでは、「日...続きを読む
  • 日本は戦争をするのか 集団的自衛権と自衛隊
    首相は「わが国を取り巻く安全保障環境が一層悪化している」と繰り返すが、尖閣諸島をめぐる中国との対立はあるものの、日本周辺に緊迫した事態はない。北朝鮮による日本人拉致は犯罪であり、武力攻撃ではない。首相の狙いは憲法解釈を変更して海外で武力行使できる「普通の国」を目指すことにあると考えるほかない。

    ...続きを読む
  • 日本は戦争をするのか 集団的自衛権と自衛隊
    ものすごい安倍内閣批判そのものを感じます。集団的自衛権というだけでなく。国家を代表する総理大臣をやたらこき下ろすことは久しいし、その観点だけでもうんざりする。なるほど集団的自衛権への九条拡大解釈は許せないかもしれない。しかし、総理批判はうんざりしているのが国民だ。
    しかも、制服組の反シビリアンコント...続きを読む
  • 自衛隊vs.北朝鮮
    内容からすると題名には違和感があるが、北をめぐる周辺事態に対する現実的な問題を冷静に考えさせてくれる。
    はやく言霊主義から離れて、北の崩壊、暴発にそなえた手立てを事前に確立するための法整備を急ぐ必要がある・・・、20年前から変わらぬ課題だろうが。。
  • 自衛隊vs.北朝鮮
     防衛庁が1993年に作成した極秘資料『K半島事態対処計画』をベースに、周辺事態法や有事法制関連法などを加味して、北朝鮮が暴発して第2次朝鮮戦争が起こる場合の自衛隊や米軍・韓国軍などの動きや、開戦前の動き(経済制裁、難民支援など)をシミュレーションした本。
     計画では、防衛庁と公安との省庁間の縦割り...続きを読む