鳥山敏子のレビュー一覧

  • 賢治の学校

    生きづらい中で、生きていく

    すべてはつながっている。
    せかいがぜんたいこうふくにならないうちはこじんのこうふくはありえない。
    賢治の学校は、一人ひとりでできる。
    技術と営利主義に惑わされている中で、自然を感じる。見る。体験することで、つながっていることがわかってくる。
    いろんなこととつながります。
    読んでて元気になり...続きを読む
  • いのちに触れる 生と性と死の授業
     いのちを考えるとき、死をも考えないといけない。教育って、どうも、死から子どもたちを遠ざけたがっているけれど、死に対する関心というのは、小学生くらいが一番持っていると思う。
     鶏を殺して食べる授業を通して、食についての考えが変わっていき、それを丁寧に伸ばしていく鳥山先生の授業展開は素晴らしい。
     個...続きを読む
  • いのちに触れる 生と性と死の授業
    からだについて素直に感じて考える人だと思う。
    演劇と教育、からだとまなびを結び付けて考えさせられた本。
    学校教師集団の中にいたら賛否両論だと思う。

    鶏を食うことを授業にするのは、その背景に物語性をもち語る必要があると今は感じる。日常的に行動に表すことができる物語性を。
  • 賢治の学校
    宮沢賢治教職時代の生徒の話や教育者としての著者の体験がまじりあった、暖かな書物。
    一筋縄では現せれない多様な顔を持つ賢治の、光の部分が読みたい人におすすめ。
  • いのちに触れる 生と性と死の授業
    いち早く「にわとりを殺して食べる」授業を実践された鳥山先生。子どもたちは、いつも当たり前に食べてきた「肉」の「死」を実感し言葉では簡単に言い表せない命の重みを感じていった。
    他にブタを一頭食べる授業、原子力発電所を考える授業など。多少強引さを感じたが、“生命への畏敬の念”を育てる今の教育にも必ず通...続きを読む
  • いのちに触れる 生と性と死の授業
    小学生の時に読んで、命の事について大変考えさせられました。鶏肉や豚肉は生きていること、誰かが殺している事、自分も殺せるほど強くならなきゃいけないと言う事。考え方がこの本によって変わりました。
    出てきたものは食べる。虫だってなんだって偏見をもたずに食べる。そんな考えになりました。

    彼女の本に感動し、...続きを読む
  • 賢治の学校
     賢治の生き方から学び,閉塞した現在の社会を生きぬくための本当の「からだ」を手に入れようではないか…という呼びかけの書です。
     賢治に関する評論は数あれども,賢治から何を学ぶのかを真摯に追究した本は,あまりありません。賢治が完全無欠な人間であったわけでもありません。だからといって,「賢治のここは,不...続きを読む
  • 賢治の学校
    教育論、社会批判的としてはありきたりであるものの、

    なにか大きな起点となるような、

    皮膚の震えを感じた本。

    この出会いを大切にしていきたい。

    農民芸術概論網要の精読も。

    比較をしない、優劣はない、ただからだとこころの赴くままに生きる、

    それに寄りそうおとなでいる。

    人にわかってもらおう...続きを読む
  • 創られながら創ること 身体のドラマトゥルギー
    言葉にすることは、自己の達成領域、つまり身体化している知性と、思考部分を分別するということ。

    【自分がそうなっていったかというと、しゃべる言葉がなくなった】

    【そのことばにならなっていうふうなものを、無理にことばにすれば、べつのものになってしまうとかさ、吟味する感覚を鈍らせたままでしゃべていた】...続きを読む