テリー伊藤のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
落合博満氏というと、「常識に捉われない方法論を」「周りに説明することなく実行し」「ひたすらわが道を貫く」ところに特徴がある。本書では、日本人は落合氏のような人間をもっと評価しなきゃ駄目だ、と主張している。落合氏は中日の監督として顕著な実績をあげているので、中日ファンが言うのであれば普通であるが、熱心な巨人ファンであるテリー伊藤氏がこういう主張をすることには価値があると思った。
ただ、落合監督は名古屋でもものすごく評判悪いんだよね…。これだけ勝っているのに、ナゴヤドームに来るお客さんは全然増えないし。人気が無いのは「評価しない人が悪い」で済ませられるのかどうか、難しい問題である。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレ途中までは、なかなか読み応えのある内容だったのに、落合と作者を重ね始めたあたりから、だんだん腹立たしくなったちょっと残念賞。
なんとか読者を楽しませようとする姿勢は評価できるのだが、落合博満を論じるのに軽薄さは要らない。
本書の「落合力」とは、みんなに嫌われても自分の信念や理想を貫くこと、と定義。たしかに、名球会拒否や中日ドラゴンズ監督時のWBC参加の対応などいろんな風波を立てている。しかし、その理由を聞けば、ある程度納得出来る。まず、1995年2000本安打達成時の名球会拒否は、任意団体なので義務ではない、そもそも活動にオフシーズンの時間を割かれたくなかったというのが理由。会見では、「200 -
Posted by ブクログ
テリー伊藤は、ベッタベタを提供する職人です。
素材を斜めから、正面から切り取って、
判りやすく、突き抜けることに命張ってます。
細かい根拠や整合性なんてどうでもいいんです。
世間の8割はそんなこと求めてないんですから。
テリー伊藤はハナから頭でっかちは相手にしていないのです。
そして みのりもんた然り、訳知り顔でカメラを見据えてしかめっ面をすると、
「適当そうに見えて、ちゃんと考えてる人」に見えてくるんだから不思議です。
「適当そうに見えて、ほんとうに適当」だとしても。したたかなマジックです。
“天才”・・・この言葉には、世間一般の大衆の思考能力を奪う魔力があります。
何を超えたら“天才 -
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Posted by ブクログ
現中日監督の落合博満が持つ「落合力」について,
なぜ日本人は落合博満を嫌うかについて,テリー伊藤が語る.
今日本に必要なのは「落合力」だそうだ.
「落合力」とは以下のような人のこと.
・自分が正しいと思ったことは,どんな軋轢が生まれようとも主張する人間.
・周囲の折り合いや前例なんか気にせず,信念を貫く人間.
・常に有限実行,保険もかけず,退路もたって,勝利を目指す人間.
その身近な例として,宴会の途中で帰る勇気があるか?という問がある.
みんなで盛り上がっている中,途中で帰ることはなかなかできないと思う.しかし,そのとき自分自身がやりたいこと,はっきりとした目標を持っていれば,どんなに -
Posted by ブクログ
ネタバレテリーさんの考える、バカな人たちと、
その人に対する主張が、ひたすら書き殴られている。
- 子どものためにお金を使うのではなく、自分の時間を子どもに捧げることができる親が、本当の親バカではないか。
- 不安になったら、もっと大きな不安を見つければいい。人間は、夢を探すことも大切だが、不安を探すことも大切。
- 社員にやる気を出させる秘訣は、いい仕事といい給料。それしかない。
- おまえ、会社のために尽くすとかそういうの、まったくないだろ? でも、全然それでいいよ。おまえが自分のために数字を上げれば、それが結果的に会社の利益になるんだから、お前は自分の幸せのためにだけ仕事をしてこい
主 -