有園雄一のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
業務上リスティング広告に関する業務に一部携わることになったため、復習を兼ねて手に取った一冊。
リスティング広告のテクニカルな話に終始せず、3Cなどの環境分析からマーケティング施策全体におけるリスティング広告の役割を考える、というアプローチの重要性と具体的な検討ポイントに触れており、全体として丁寧に解説していて好印象でした。
個人的には、実際に無駄の多いリスティング広告を展開していた会社が本書に掲載されているようなアプローチを通じて劇的に改善される過程に携わっていただけに、非常に納得感のある内容でした。
リスティング広告の入門書を探している人から、実際にリスティング広告を運用する中で壁にぶつかっ -
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最近のキーワードの一つとなっているアトリビューションについて概要を理解するために読んでみました。
アトリビューションの概念や分析・活用方法について、著者が所属するFringe81のデータや支援事例も交えながらわかりやすく解説しています。
アトリビューションとは何かをとりあえず知りたいという方には良い1冊だと思います。
本書とはやや関係ないですが、アトリビューションというと広告の最適化としての文脈で語られることが多いですが、それだと結局「広告社の憂鬱」をいかに解消するか程度の話にしかならない気がします。
個人的には、ウェブサイトへの流入後の回遊状況やアクションも加えた分析を通じて、顧客インサイト -
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Posted by ブクログ
PPC広告の複数の専門家がケーススタディの形式で、PPC広告運営に関する考え方を示している。
「プロの思考回路」というタイトルにぴったりの内容で、どうのように考え、どのように対応していったのか?が書いてある。
事例に当てはまるような状況なら、具体的な打開策のヒントを得ることができると思うし、そうでなくても「考え方」自体が参考になるので、色々な面に応用ができると思う。
リスティングと記載されているが、基本はGoogleとアドワーズが対象になっている感覚。
ただし、「考え方」を参考にするのであれば、yhaoo!リスティングを主戦場にしている場合でも関係ない。
SEM系の書籍は出版から数年が経ってい -
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"カスタマーエクスペリエンス"という顧客価値の検討が課題だ。私の所属する会社は縦割り組織で各々やりたいようにやる。結果としてカスタマーエクスペリエンスは一連のシナリオとなり得ない。購買・消費行動全体をアップデートしなければならないことに気づいていない人もいる。高い掃除機にはそれだけの価値がある。
カスタマーエクスペリエンスは、ウェブ企業に見られるユーザーエクスペリエンスとは異なる概念である。CXはUXを含んでおり、「消費に関わる全ての経験において消費者が認識した価値」を指す。認識した価値というのがポイントであって、その業界に明るい人であれば凄みは分かるだろう。他業界の人 -
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アトリビューションについては、自分の中で正直どう解釈して良いのか、勉強途中である部分が多く、本書においては、まだ知識として「知る」ということを前提に読んでいる。
冒頭、スケダチの高広さんの言葉で、「消費者の態度変容」という部分に目を向けると、ディスプレイネットワークが効くとかミクロな視点でない見方が出来るようになるのかなとも思う。
広告(どこまでを呼ぶかは微妙だが)、キャンペーンなど長期的な視点でのデータ分析には使えるなと、それに対しての基礎知識は本書で学べるんではないかと。
メディアの効率的な配置をアトリビューションを活用することで、より可能になると、本書では触れているが、「平均」「フ -
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出版時には大変ブームとなったアトリビューションをようやく読んだ。
今年のAd Tech Tokyoで基本概念としての考えとして定着していると感じたからだ。
基本的なアトリビューションモデルは下記の3つとのことだ。
1、均等配分モデル
2、初回重視モデル
3、ラスト重視モデル
この簡易モデルはビジネスの現場でも使われているようだ。
しかし、このモデルだけではやはり実用に耐えられないのではないか。
本書の指摘の通り、まずできることから始めるであったり、正解のモデルはないということは真であると思う。
一部、マルコフモデルなどを検討したと小川さんが触れていたが、正直膨大なブラウジングデータのど -
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