武永賢のレビュー一覧

  • 日本人が知らない幸福
     最初に断っておくが,サービス貿易とは何の関係もない本である。どういう本か評するのは難しいが,随筆のようなもの。しかし,期待するような,亡命して医師となり日本国籍を取得したベトナム人のそれではない。
     著者自身が述べているが,おそらく私の親が読んでも著者に対して「あなたは本当にご両親に大事に育てられ...続きを読む
  • 日本人が知らない幸福
    当たり前のことに感謝出来る謙虚さを大切にすべき
    豊かな国においては本当の意味での貧困は見えにくい

    という二点を強く意識させられた。

    筆者は幾多の苦境に立たされながらも、前向きに生きているという点に強さを感じる。
    若い読者層に特に読んで欲しい本。巷に溢れる自己啓発本よりも多くの教訓が得られる本だと...続きを読む
  • 日本人が知らない幸福
    日本と言う生活水準の高い国に住んでいると感じることができないが,我々の日常生活には幸福に満ち溢れいている。
    筆者は旧サイゴン(ベトナム共和国)の出身であり,ボートピープルとして日本に帰化している。

    水道,電気と言った基本的なインフラが整っていることが当たり前になってしまっているが,世界中にはまだま...続きを読む
  • 日本人が知らない幸福
    私がベトナムを訪れた時に発行された本で、あのとき現地の方々から聞いた話を思いだした。専門的なレビューは言えないけれど、日本は生きやすい国で当たり前の幸せがあると思った。これだけ恵まれてる日本で幸せを感じられないのはもったいない、損してるとさえ感じた。
  • 日本人が知らない幸福
    日本を外からの目線で捉える助けになるかと思って読んだ。
    一助にはなったが、とりたててそれが主というわけでもない。
    著者はベトナム出身で日本に帰化した。ベトナムでの生活の体験談や家族との話などは、「日本を」というより、「自分の生活を」改めて見つめさせてくれる。
    一読の価値はある。
  • 日本人が知らない幸福
    ベトナムから日本に帰化された著者による「日本・日本人であることがどんなに幸せな事か」を客観的に書いている。税金が払えることが幸せと感じる著者に驚いたと同時に自分が恵まれすぎた環境にいることに気づかされた。
  • 日本人が知らない幸福
    10代でベトナムから日本へ亡命し、医師になった著者の物語。幼少期のベトナムでの過酷な経験、日本に来てからの困難と努力、医師になってから思う日本の環境について。想像もできないほど過酷な経験をされているが、日本で生まれ一般的な家庭で育った日本人にはできない経験だからこそ、羨ましくも思ってしまった。
  • 日本人が知らない幸福
    著者は1965年ベトナム生まれ。九人兄弟の八番目。
    ボートピープルとして亡命を試みるも7回失敗し、
    ようやく1982年に合法的に日本に移住。94年に医師
    国家試験に合格、そして日本に帰化。

    …というプロフィールと、「日本人が…」というタイトルで
    本のおおよその中身は見当がついたが、読まな...続きを読む
  • 日本人が知らない幸福
    医師の武永 賢 氏の著書です。

    著者は、ベトナム・サイゴン生まれで、ベトナム戦争でサイゴンが陥落し、それまでの生活を失っています。
    ボートピープルとして亡命を企て失敗などの経験を経て、合法難民として日本に移住し、日本で苦労して医師となり現在に至ります。

    私とは全く違った経験をしてきた著者の何気な...続きを読む
  • 日本人が知らない幸福
    [ 内容 ]
    わたしはボートピープルだった―。
    サイゴンに生まれ、七回の亡命失敗の後に合法難民として日本に移住。
    その後、言葉の壁や経済的苦境を乗り越えて医師となった著者の目に、日本はどう映っているのか。
    蛇口をひねれば水が出てくる、親子が一緒に暮らせる、健康保険が存在している…日本には私たちが気づ...続きを読む