「Made to Stick」 Why Some Ideas Surviving and Others Die
本書の目的
読者がアイデアを記憶に焼くつくものにできるようにするため。
記憶に焼きつくとは:「理解され」「記憶に残り」「持続的な影響力を持ち」にし、「相手の意見や行動を変えること
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「知の呪縛」:聞き手の気持ちが叩き手にわからない。
JFK:「60年代末までに人類を月に立たせ、安全に帰還させよう。」
《比較》「我々の使命は、チーム中心の最大規模のイノベーションと、戦略的目標に沿った航空宇宙計画を通じて宇宙産業の国際的リーダーとなることだ」
例が豊富でわかりやすい。
この本自体が、このフレームワークによって書かれていて、最後にはまとめのエッセンスまでついている。
プレゼン、ビジョンのコピーの選定に使える。
「succes」のフレームワーク
・Simple(単純明快である)
・Unexpected(意外性がある) →?関心を払う
・Concrete(具体的である) →?理解し、記憶する
・Credentialed(信頼できる) →?同意する。信ずる。
・Emotinal(感情に訴える) →?心にかける
・Story(物語性がある) →?そのアイデアに基づいて行動できるようになる。
第1章 単純明快であること
66/単純明快であること=核となる部分+簡潔さ
地域重視という新聞社経営の核となる部分→「人名、人名、とにかく人名」
86/「創造的な比喩」→「授業員はキャストである。」(ディズニー)
「サンドイッチ・アーチスト」(サブウェイ) ???
第2章 意外性がある。
91/コミュニケーションにおける最初の問題は、相手の関心をつかむこと
関心をつかむ最も基本的方法は、パターンを破ること。
123/「どんな情報を伝えるベキか」から「どんな疑問を抱かせるか」という考え方に切りかえるひつようがある。
第3章 具体的である
157/設計図と機械
製造チームがトラブルをエンジニアに報告すると設計図の手直しをはじめる。
いきなり抽象的な次元で考えようとするのがエンジニアだ。
解決策は、エンジニアが行動を改めること。
178/アイデアに具体性を持たせるのは難しくない。
自分は知っていても、他人は知らないということを忘れてしまう。
何かというと、図面を引っ張り出し、熟練工のおもいをよそに現場におりていかないエンジニアと同じである。
274/「なぜ?」という問いかけは、アイデアの根底にある核となる価値、つまり核となる原則を思い出させてくれる。
282/なぜ人は仕事の話をするのか。理由の一つはたにんと共通の話題で語り合いたいという極基本的な人間の性質からだ。
294/私達は、つい物語を省いて「助言」だけを書きがちだが、その誘惑と戦うことが必要だ。
329/アイデアを聞き手の記憶に焼き付けられないのはなぜか
?大量の情報の中にリードを埋没させてしまう癖。?メッセージよりもプレゼンテーションを重視する傾向
330/記憶に焼きつくアイデアの最大の宿敵は、ご存知の通り「知の呪縛」だ。