飯岡美紀のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ネタバレフォトリーディング&高速大量回転。
この手の研究家が書いたベストセラーは、研究結果を面白く読ませるためのテクニックが用いられているので、読みやすい分読んでいて疲れた。例示が多すぎ。ゆっくり読むのには楽しめて感動的なのだろうが、速読には向かないと思った。しかしながら、人に印象を植え付けるテクニックについてはよくわかった。例示も(多すぎだが)面白かった。
単純明快に・意外性を保ち・具体的で・信じる要素(細部を調べてあったり権威づけがあったり)・感情に訴えれば、記憶に残る。それを物語的に話す。
下記に付箋を貼った個所の要約を載せる:
34:トルストイ「幸福な家庭は似通っているが、不幸 -
Posted by ブクログ
ネタバレ10年以上前に一度読んだのを、最近になって再読。
いったん何かを知ってしまうと、知らない状態が想像できなくなるため、聴き手の気持ちが理解できなくなる。それを「知の呪縛」と呼び、自分のアイデアを効果的なものに作り替えることで、この呪縛を打破することができる、というのがこの本の趣旨。
効果的なアイデアを作る6原則が、1章から6章にわたり一つずつ紹介される。
1つめは「単純明快である」こと。もっとも重要なもののために、他の要素をそぎ落とし、簡潔にすること。
2つめは「意外性がある」こと。相手が知らないことを提起すると、強烈な興味を引き起こすことができる。
3つめは「具体的である」こと。専門家は高 -
Posted by ブクログ
よいアイデアとは
単純明快である。
一言で済ます、という意味ではなく、それ以上取り去るものがない状態。記事を書くときは、そのほとんどをリードに費やす。優先順位を間違えない。人の名前を並べる地方紙。人間の処理能力が低いため、情報量は減らした方がよい。
意外性がある。
驚きが注意を喚起し、考えさせるから。自分の知識に隙間を感じたとき、好奇心を生じる。知れば知るほど隙間が増える。
具体的である。
イソップのお話は具体的だから記憶に残る。偏見・差別を実体験させる。抽象化しやすいのは知の呪縛があるから。
信頼性がある。
家族、個人的体験、信仰が信頼を生む。友人の実話のほうが信頼される。細部の鮮明な -
Posted by ブクログ
「Made to Stick」 Why Some Ideas Surviving and Others Die
本書の目的
読者がアイデアを記憶に焼くつくものにできるようにするため。
記憶に焼きつくとは:「理解され」「記憶に残り」「持続的な影響力を持ち」にし、「相手の意見や行動を変えること」
「知の呪縛」:聞き手の気持ちが叩き手にわからない。
JFK:「60年代末までに人類を月に立たせ、安全に帰還させよう。」
《比較》「我々の使命は、チーム中心の最大規模のイノベーションと、戦略的目標に沿った航空宇宙計画を通じて宇宙産業の国際的リーダーとなることだ」
例が豊富でわかりやす