藤村正宏のレビュー一覧
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非常に興味深い。
体験してもらうことで価値を伝える。
一昨年くらいに色々と実現に向けて考えたなぁ。
実際には「個」がそれぞれに違う価値を持つので、いろいろな成功事例が作れると思うのだが、それを大量生産することはもちろん、均一なサービスとして提供することが難しい。
非常に狭い市場においては有効だが、たくさんのお客さまのニーズに応えるものになるのか、そしてそれは本当に売上をもたらすのか?
とはいえ、何もアイデアが浮かばずに悶々とするくらいなら、自分の得意な分野をうまく活用することでマイナスには働かないはず。
「自分」とは世界に二人といない存在であり、価値である。
(若干文中表現は異なります -
Posted by ブクログ
タイトルからしてビジネス書なのですが、実は思ったほどかたい内容ではなく、心に刺さる内容も多かったです。事例も多く分かりやすいし、読みやすいです。でもしっかり体系的に書かれています。
著者の好きなことや心が動いたことについて、どうしてそう思ったかも伝わってきて、自分も感情が動かされるような気がしました。例えば、休止していたバンドが突如新曲を発表したという事例では興奮が伝わってきました。
そういったことから、やはりお客様の心が動くことでビジネスはうまくいくのだと私は思いました。特にSNSの時代になってそれが顕著になったと言います。モノの消費から体験の消費に移ったといいます。
それまでは経済合理性、 -
Posted by ブクログ
あまり期待していなかったが、非常にタメになったし読んでいて面白かった。
何故か?
実際にあった事例を具体的に且つ数値まで示して提示しているからです。
タイトルにあるように、「価値」の伝え方をちょっとした工夫で売上が著しく改善した例が沢山出ています。
昨日読んだ、 「100円のコーラを1000円で売る方法」は、マーケティング理論をストーリー仕立てで分かりやすく解説した本だったが、そもそものストーリーがいまいちだし、事例も具体的ではなく分かりにくかったので、失礼ながら駄本と評させて頂きました。
しかし、本書は見た目のチープな感じとは裏腹に、かなりの説得力がある事例集です。巻頭には、実際の事例の -
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「広告」と「ネットの口コミ」と「信頼のおける知人」だったら、誰の情報を最も参考にして、私たちはモノやサービスを購入するでしょうか。
もちろん知人でしょう。
しかし、SNSが登場するまでは、知人の発信する情報を入手する術が1対1のコミュニケーション以外になかった。だから、私たちは口コミや広告を参考にしていました。
今は、信頼のおける知人からの情報を、いつでも簡単に大量に手に入るようになりました。
つまり広告や匿名の口コミの価値は、下がったということ。
企業や商店は、もっと個人を前面に出して、消費者にとって「信頼のおける知人」になればいいのです。それがこの本の答え。
しかし、経営者にとっ -
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マーケティングの本だけど、「顧客」の解釈を拡大すると、この本の応用の幅はものすごく広がる。
考え抜いて、試行錯誤してできた商品やサービスには、もう既に価値がある。
もし思うように顧客が増えない、反応しないとしたら、それはサービスが悪いのではなく、そのサービスにどんな価値があるのか充分に伝えきれていないからだ。と著者は主張してる。
どういう風に、既にある価値を伝えるか。
この点を分かりやすく学べる本。
もう既に高い質を、更に向上させることに行き詰まっているなら、視点を変えて「売り方」を学ぶことも重要だよ。
「顧客」を企業や商店の顧客と定義すると、「売り方」の本にとどまるけど、例えば顧客を -
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ネタバレ販促コンサルタントの方が書かれた本。
価格以外でいかにお客様に価値を提供することができるか、という目線で書かれた事例集的な本。
具体例も豊富で非常に即効性もあり、◯。同業種で事例を探されている方にはオススメ。以下抜粋
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①ターゲットを絞り込まない。
②売り込まない
③「好き・楽しい」を発信
④人のストーリーを語る
⑤新たな意味付けをする
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③「好き・楽しい」を発信
└サッカー好きの美容室オーナーがいたら
サッカー服を来て接客をする
※基本的には人は忘れるもの
→定期的にお客様と常にコンタクト -
Posted by ブクログ
ネタバレ"「エクスペリエンス・マーケティング」をわかりやすく説明している一冊。
1.「品質・価格ではなく”独自の価値”を伝えていくことが重要」
◆Appleの新作発表は”ユーザーが体験する視点を伝えている”
・MacBook Air:A4封筒からPCを取り出す
・iPhone:ジーンズからおもむろにiPhoneを取り出す
⇒ユーザーに「Appleの製品を使うと、こんな体験ができる」と伝えている
CMもTV電話で遠く離れた孫と話せる、とか走りながら音楽が聴ける、とか体験ベースで作られている
商品やサービスのスペックをいくら伝えても、独自の価値は伝わらない
体験の価値や、創業の思い…な