田辺等のレビュー一覧
-
豊富な事例、ギャンブル依存症の構造、治療の実際(一対一のカウンセリングではだめで、グループワークが有効)など、これまで何冊か手に取ったなかでは、一番、欲しい情報が載っていた。新書でこの内容にまとめるのは大変だったと思います。当事者にとっても、家族をはじめとする周囲の人にとっても良書です。
・賭け...続きを読むPosted by ブクログ -
専門書の内容でも分かりやすく解説されていた。また、専門機関とかも記載されていてる。今後、具体的な対処方法とか、患者のその後とかを紹介した本が出版されればいいなと思ったり。Posted by ブクログ
-
ようやく病的賭博癖を依存症として考える考え方が浸透しつつあると思うのですが、入門書として非常に優れている本だと思います。ただそれが「依存症」であるとして、ではその後どうやって「解決」への道を探ればよいのか?まだまだこの問題に取り組む専門家・専門機関は数少なく、自助組織もどこにでもあるというわけでない...続きを読むPosted by ブクログ
-
2014.9.1
会社でおきているトラブルについて。
本人の人間性や、自分の人を見る目に問題があるのかと思っていた。
この本を読んで両方に問題がないことが判明した。彼は病気だった。モヤモヤしていたものがすっきりした。
このような病気があることを知れて良かった。だれでもかかる危険がある。アルコール依存...続きを読むPosted by ブクログ -
一応カテゴリをおもしろ雑学系にしましたが,当事者や家族にとってはまったくおもしろがってるところじゃないと思います。ただ,ギャンブル依存症の現実とはどんなものだろう?という関心から読むと,非常に興味深かった,ということで,それ以上の他意はありません。
解説としてよく出来ていると思う。
人間的な社会生活...続きを読むPosted by ブクログ -
怖い。でもAAのタイプの互助組織ってどうなんだろうな。でもちゃんとした治療法が確立されてない以上、いろんなものをためしてみないとならん。最近そういうプラグマティックなことがわかるようになってきた。Posted by ブクログ
-
嗜好が依存になった時から全てが壊れ始める恐怖。事例に出てくる方々の関係者もよく金額を肩代わりできたと思うほど高額。
欲求充足不全、自尊感情、自己同一性、気分など隙間を埋めるものが賭博だったということ。挫折したスポーツマンの話とか切なくなる。
最後にQ&Aがあるのが親切。Posted by ブクログ -
新書なので内容はそれほど濃くはないが、症例から始まり、依存症になった原因や環境などを考察、一度なってしまってからの処置の方法が書いてある。
いついかなるときに何らかの依存症にならないとも限らないので、これは読んでおいて損はない。チェーホフ「三人姉妹」の登場人物はそんな依存症の人たちだらけだね。
...続きを読むPosted by ブクログ