谷村新司のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
谷村さんの代表曲といえば『昴』だが、この曲は引っ越しの最中に突然降りてきたのだという。そして2年後にインターネットをしているとき、「プレアデス星団からのメッセージ」というサイトを見つける。長いメッセージがあって、一番下までスクロールすると自分の『昴』の歌詞が載っていた。あとでちゃんと読もうと思ってブックマークしておいたが、翌朝見たら消えていた。以来谷村さんは、事あるごとにプレアデス星団からのメッセージを受け取ることになる。
私はオカルトや都市伝説がわりと好きで、YouTubeなんかも寝ながらよく聴いている。それで不思議なのは、この手の話にはたびたびプレアデス星団が出てくるのである。ヴォイニッチ手稿にも出てくるし、マヤ文明のピラミッドもプレアデス星団と関係があるらしい。どうしてみんな昴が好きなのか。
不思議なことを不思議なまま受け止めるのが好きだ。シューベルトの「魔王」はゲーテの詩だが、あれは非常によくできている。子供が「お父さんには魔王が見えないの?」と叫ぶのに、父親は「それはただの霧だ」と諭す。つまり魔王なんていうのは子供じみた迷信で、大人はそんなもの信じない。一見不思議に見えるものもちゃんと説明がつくのだ、というわけである。だが家に帰り着いたとき、子供は死んでいた。
うまく説明できないとき、大人たちはこう言う。「それはただの偶然だ」。でも、説明できないことを無理に説明しなくてもいいのではないか。それでわかった気になるよりは、わからないままでいい。その方がずっと面白い。