河村恵利のレビュー一覧

時代ロマンシリーズ 1 ささめごと

河村恵利

平家の御曹司と宮中侍女の悲恋、源義経と白拍子・静の恋、日野富子と今参りの局の女の戦い、足利直義の野心と孤独感――･･･
平安末期から鎌倉時代を生きたそれぞれの繁栄と衰退、恋、戦いなどを描く5つの短編作品。時代ロマンシリーズ第1弾。

時代ロマンシリーズ 3 冬の落日

河村恵利

「冬の落日」は木曽義仲が主人公。
鎌倉にいる、息子の義高を可愛がる義経。
義高が義経にすごく懐いていて可愛い！
そしてどこか心が繋がっている義仲と義経。義経と義仲がどことなく似ていて、二人とも本当に魅力的だなぁと思いました。

時代ロマンシリーズ 1 ささめごと

河村恵利

時代ロマンシリーズで、色んな時代の人々の恋物語が読めます。
「霧雨有情」が義経の話。純情な義経が可愛らしいです。「女子とは座ぶとんのよーだな」とか（＾＾＊）
義経の死後、涙を流す頼朝・・大河の中井貴一さんの頼朝を思い出す感じがしました。

時代ロマンシリーズ 3 冬の落日

河村恵利

歴史人物の愛憎を扱った小品集。
タイトルの『冬の落日』は木曽義仲の最期の話。
私のイメージの義仲と見事に被ってて感激。
導かれるように死へ向かう義仲と、仲間達の心が切ない。
義経の話と重なりあう場面も。
他に、在原業平や日野富子の話など。

時代ロマンシリーズ 1 ささめごと

河村恵利

歴史もののオムニバスシリーズです。いろんな時代のいろんなお話があります。史実や伝承が織り交ざっていてとても面白い作品です。

時代ロマンシリーズ 2 清水鏡

河村恵利

平安末期と江戸時代初期（源義高と大姫、足利直義、文覚上人と袈裟御前、平盛子と藤原基実と藤原基通、千姫と豊臣秀頼、能登守平教経）

獅子と醜いあひるの子

クリスティ・マッケラン / 河村恵利

[エソラ]

ヒーローがヘタレなぶん、ヒロインがたくましい(^^;
ハーレクイン向けじゃない絵のような気もしますが
読後感はよかったです

鎌倉秘恋 北条恋ヶ谷

河村恵利

なぜ少女マンガ（と小説）には「歴史もの」があって男子向けにはないのか
男子向けだと「戦記もの」になるからだろうか
といって「バトルもの」と違って「戦記もの」マンガはそんなにない気もする
「歴史ロマン」みたいなものはどちらにもあると思うのだが
主人公に対する読者の自己投影の問題かもしれない

花の君参る 上杉景勝室・菊姫

河村恵利

上杉謙信の２人の養子・景勝と景虎を描いた歴史もの。共に奥方（菊姫・雪姫）視点で描かれており、女性から見た戦国武将という見方が新鮮である。少女漫画ならではの表現形態だと思う。

室町・春の乱 紅の雨

河村恵利

今回は室町時代がメインでした。
6代義教絡みの、赤松と一色。
滅ぼされた側から描くので義教がなんだかなぁ…という感じになってしまうのは仕方ないです。
とはいえ、義教側を描いたのも読んでみたい。

逢魔ヶ辻～晴明と道長～

河村恵利

藤原師輔・兼家・道長の三代の恋物語に、安倍晴明が手を貸す…という三部作と智淵聖人の話と平安怪盗伝の１つが収録されている。

表題作の三部作は、道長から遡っていく形なので、晴明は若返っていくんですが、美男ではないという…（あとがきに書いてありますけども）

おっと思ったのは、道長の話で倫子がおしとやか、明子がはっきり言うタイプと描かれていた点。
永井路子さんの本の影響で逆のイメージだったので。

鎌倉秘恋 北条恋ヶ谷

河村恵利

大大大好きな時代の話なのですが、
ちょっと内容が薄いような…

私の中のハードルが高すぎたのかしら。

平安ラブロマン 2 末の松山

河村恵利

時平とか仲平が漫画に出てくるって事自体が新鮮でした…！
河村さんは有名どころはすでに描いているから、ちょいと知られていないあたりを描いてくれるのでとても面白いです…！

伊勢をめぐる物語集で、3人の貴公子たちとの恋を描いています。
若い時の仲平とのお話が一番可愛らしくというか、らしくて好きですね。
伊勢との恋はないですが、時平を描いた話が読みたいな～。

青野赤原―室町足利伝―

河村恵利

河村恵利さんの歴史漫画シリーズ。
今回は室町時代もの・・・！

この時代を描く人って全然いないので、楽しみでしたー！！
でも、それにしても人物関係とかわかりにくいよね・・・。
しょっぱなに家系図あるんだけど、それでも難しい・・・。

時代ロマンシリーズ 1 ささめごと

河村恵利

時代ロマンシリーズ。
特に初期はいい。

切ない話やハッピーエンドもいいが、特に初期は悪人とされる日野富子の話に代表される人としての業の描き方が秀逸。

ただしこれも、後に続く歴史ものシリーズ集も、同んなじ話に見えてくるのが難点。
一つずつでは秀作でも、あんまりいっぱいあると埋れちゃうんだなあ。

花の君参る 上杉景勝室・菊姫

河村恵利

菊姫に興味を持ったので読んでみました。
無口でブスッとしてる景勝がこの漫画ではそういう印象がなかった。菊姫が主人公なのですが景勝がイメージと違うという感じ。

戦国ラブロマンシリーズ 1 追風用意の君

河村恵利

戦国時代、東国を舞台にした短編集。
恋愛ものなんですが…

一番好きなのは「追分」。
伊達政宗と弟の話。16ページもない短編だけど、これ一番好きだ。

戦国落城秘話 青柳の糸

河村恵利

プリンセスゴールドに掲載の作品「青柳の糸」「桐の葉」「水底」「水鳥」「霧の籬」の5編を収録。
それぞれ、木村重成・片桐且元・毛利勝永・本多忠朝（2編）についてのお話です。
個人的には、忠朝の「霧の籬」がオススメ＾＾

花の君参る 上杉景勝室・菊姫

河村恵利

安心して読める一冊。上杉夫婦の愛情は繊細で一輪の花のよう。そつなくかかれていて今一つもの足りない感が…

花の君参る 上杉景勝室・菊姫

河村恵利

菊姫と景勝の愛情がとても繊細に描かれていて、この夫婦が好きな人にはお勧め。武田上杉という政略結婚ではあったが、確かな愛で結ばれた二人。しかし時勢の流れの速さに翻弄され２人のお互いを想い合う心が不安すれ違いを生み始め・・・。思わず菊姫に同情します。景勝も菊姫を愛しているのにこの夫婦悲しいなー。でも最後は胸にじーんときます。
惜しむらくは景勝が史実の「無口、無愛想、笑わない」という世間一般のイメージから程遠く、繊細で物腰柔らかい青年に描かれていることに違和感が・・・(菊姫や斎姫の前で笑うのはともかく、秀吉の前であんなほやほやな対応は以外でした)