山崎まゆみのレビュー一覧
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『いますぐ行きたくなる物語のある絶景』(細田高広)を読んで、
【亡くなった戦友のためにシベリアで花火を打ち上げた話】を知った時、もっと詳細が知りたいと思って手に取った『白菊』(山崎まゆみ)。
花火師・嘉瀬誠次さんの【鎮魂の花火】を知るには戦争と抑留体験を読む必要がありました。
本書にてそれらを...続きを読むPosted by ブクログ -
温泉旅館、女将だけが知る裏話。コロナに負けず湯を守り経営を続けるスタッフたちへの応援歌。
温泉ライターの最新作。女将の座談会や半生など温泉旅館の女将の苦労とやりがい。利用客には気づかれにくいおもてなしと気くばり。
コロナ禍での出版。大打撃の観光業界ではあるが復活を目指し今日も女将たちは奮闘してい...続きを読むPosted by ブクログ -
伝説の花火師と言われた嘉瀬さんと長岡花火大会について綴った1冊。1つの花火大会、そして1人の花火師にこれだけの物語があったことをていねいに伝える1冊で、読んでてとても興味も惹かれました。そして、自分のまちの花火大会にもきっとそんなメッセージや、それをつくりあげてきた人たちの思いが込められているんだろ...続きを読むPosted by ブクログ
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【2022年39冊目】
なぜ、花火で泣けるのかーー煽り文を見て興味を唆られて読みした。人混みが苦手なのでもう何年も夏祭りにも花火大会にも行っていないのですが、今作を読んで無性にリアルで花火が見たくなりました。
本著の主人公である花火師の嘉瀬さんは、戦争経験者でもあることから、花火の話だけでなくシベ...続きを読むPosted by ブクログ -
女将は、女の将軍。
旅館に泊まるときは、温泉や料理にしか注目してなかったけど、女将に注目したちょっと面白そうな本書を購入。
旅館に泊まるときは、相当に期待値が高いと思うけど、その期待値の高さに応える…
そんじょそこらの精神力じゃやれないと思うけど、その秘密を垣間見れた気がする。
あー旅館に泊まり...続きを読むPosted by ブクログ -
『ギンカムロ』という小説を読んで、鎮魂の花火「銀冠」についてい知りたくなって、いろいろと調べていたらこのドキュメントにたどり着きました。
「白菊」と名付けられた嘉瀬さんの花火が、僕の知りたかった銀冠なのかはわかりませんが、鎮魂の花火、ということに興味を覚えて手に取りました。
戦後、シベリアに抑留...続きを読むPosted by ブクログ -
長岡の花火を見たことはない。
他の花火とどこがちがうのか。伝説の花火師「嘉瀬誠次」の花火に対する思いがこめられている。
嘉瀬誠次の作る「白菊」は本当の真っ白な花火で、戦争や、中越地震、東日本大震災の犠牲者への鎮魂の意味がこめられている。
それは、嘉瀬誠次が戦争を体験し、シベリアに抑留され、過酷な労...続きを読むPosted by ブクログ -
「伝説の花火師」の半生を辿る。
今までたくさんの打ち上げ花火を見てきたけれど、あの一発一発にも花火師の様々な想いが込められていたのか。
やはり、知らない世界のことを垣間見るのは、とても面白い。
これからは、花火を見るときも今まで以上にちゃんと見ようと思う。Posted by ブクログ -
日本の伝統の技。
花火。
それを観て僕たちは綺麗だと思う。
長野の長岡で打ち上げられる「長岡花火」。
想いが打ち上げられ、そして消えていく。
花火師、嘉瀬誠次の人生とそこから生まれくる想いを、のせた花火。
戦争。
死。
過酷な労働。
それ故に心迫るものがあるのだろう。
人にはそれぞれ人生があり、想い...続きを読むPosted by ブクログ -
シベリア抑留を経験した花火師が、鎮魂と慰霊の思いであげる花火は感動的です。
戦争体験者の話が聞けるのは限られてきています。伝えていく事の大事さに気づかさせられます。Posted by ブクログ -
ひとり旅行に興味があり、温泉が好き。ならば、温泉目的でひとり旅行をするのはアリだな…と思い手にとった本。お一人様でありがちな苦労?話や、楽しみ方、温泉の楽しみ方、温泉の豆知識などなどが盛り込まれていた。自分のお気に入りの温泉の見つけ方が特に興味深かった。涼しくなってきたし、温泉に浸かりに行きたいもの...続きを読むPosted by ブクログ
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温泉入門書。
温泉の分類、温泉に行く時の手荷物紹介、温泉時事ネタ、入浴時に気を付けることなど、温泉に興味を持ち始めた人にはうってつけ。
紹介されている温泉の数が少なくないのも良い。Posted by ブクログ -
ちょっとした息抜きに適していると思う。
テレビ東京の温泉番組を観ているような感覚。
男心をわかっている記述が笑いを誘う。
最後のオススメ温泉一覧は、是非行ってみたい。Posted by ブクログ -
タイトルから、お客のおどろおどしい一面や愛憎劇が語られるのかと思ったが、そうでもなかった。
手足が伸ばせるお風呂に入りたくなる。
宿にチェックインしてお風呂、寝る前にお風呂、起きてお風呂、ができたら最高だ。Posted by ブクログ -
温泉旅館の「女将」さん目線で、旅館の中を少し知る事ができ、面白かった。
日本古来の文化である温泉は、やっぱりいいものだなぁと感じました。
最近は一人旅が多いので、気軽に利用できるビジネスホテルに宿泊する事が多いけれど、コロナが落ち着いたら、ゆっくりと温泉旅館に滞在したいなと思います。Posted by ブクログ -
<目次>
はじめに
第1章 そこは恋の始まる場
第2章 主導権を握るのは、やっぱり女性
第3章 失われた原風景を求めて
第4章 良質な湯と豊富な量、そこは理想の温泉郷
第5章 混浴に学ぶ人としての作法
第6章 混浴というセラピー
混浴温泉ベスト50リスト
あとがき
<内容>...続きを読むPosted by ブクログ -
「なぜ、花火で泣けるのか」という問いが回収されていない。その一方、嘉瀬誠次さんの話はアンバランスに多い。しかも彼のコメントが正確すぎる方言のままで何を言ってるのかよく分からないところがキツイ。伝説の花火師の体験を読んでなぜピンとこなかったかというと、彼自身が空襲を経験しておらず、主に抑留体験者への鎮...続きを読むPosted by ブクログ
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毎年8月に行われる長岡花火。その最初に打ち上げられる花火、白菊。それは、花火師・嘉瀬誠次の魂を込めた鎮魂の花火である。
見ているだけで涙を誘われる“日本一感動する花火”とも評されている長岡花火。
長岡出身の筆者が、長岡花火に感動してしまう理由を解き明かす。
花火師 嘉瀬誠次は、日中戦争に従軍し...続きを読むPosted by ブクログ