高荷義之のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
紆余曲折を経て「人類統合軍」が結成されいよいよ反攻に打って出ることになる。統合軍結成に至るまでのプロセスにおいて、やはり自国の利害から抜けだせずに反目しあう様子は緊張感があった。これは第1巻冒頭の言にある見知らぬ明日を意識した展開ではないかと思う。日米英はともかく、独ソ仏などは完全に協調したとは言い切れない点もあり、再び反目し合う展開も予想される。
緊張感が高まるのはやはり戦闘場面。火星人と人類の科学技術の差は埋め難く、一撃食らえば撃墜、轟沈という状況の中での戦いは全滅を予感させるだけに普通の仮想戦記にはない独特の緊張感があった。しかし、得られた戦訓の積み重ねと各国の最新技術の組み合わせに -
Posted by ブクログ
ネタバレ1941年12月8日、日本軍は真珠湾奇襲を謎の3本足メカに先を越され、第一次攻撃隊は大損害を受ける。
のみならず、フィリピン、マレー半島も先を越され、実はサンフランシスコ、モスクワ、ベルリン、ロンドンも謎の侵略者から攻撃を受け壊滅状態。
実はイギリス人だけは41年前の奴らが帰ってきたと知っている。そう敵は火星人。前回に懲りて今回はちゃんと防疫措置をとってきたらしい。
南方資源地帯を先に取られてしまった日本としても放ってはおけず、宣戦布告は無かったことにしようというアメリカの提案に乗り、火星人との戦いが始まる。
こりゃ2巻以降が楽しみ。