中野雄のレビュー一覧
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クラシックミリしらだったけどオケの違いが分かって面白かったです!
知性のかけらのない感想ですが。
ウィーンフィル:楽団員全てが自分の音楽を持っている。
全員の音と合わせることが出来るので、なんなら指揮者不要。
ベルリンフィル:楽団員の音楽の引き出しが多い。どんな指揮者でも合わせられる(言い過ぎ?...続きを読むPosted by ブクログ -
先人たちによるストラドヴァリウスやガリネルの著書の引用で構成されているのかと思えば、さにあらず。アマチュア演奏家でもある著者が、実際にストラドヴァリウスの楽器を弾いた時の感触や印象、楽器修復家へのインタビュー、名器売買や口利きに関わった経験、何よりビジネス界で培ってこられた経験や恩師丸山眞男氏からの...続きを読むPosted by ブクログ
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80歳のセイジオザワ・バースデーコンサートに出演するにあたって勉強と思い読んだら、これは面白い。
父、開作の人生や、母、さくらの考え方、征爾の名前の由来、一家の中でのアコーディオンの存在、斎藤秀と桐朋学園など、知れて良かったと思える発見がたくさんあった。
小澤征爾の才能を開花させる契機を作った小...続きを読むPosted by ブクログ -
指揮者のオーケストラの関係について、
更に勉強できました。
なるほどと思うことが多々ありました。
音楽ってほんと奥が深い。Posted by ブクログ -
指揮者とコンサートマスターの役割が興味深く書かれていました。
ウィーンフィルのライナーキュッヒル氏、ベルリンフィルの安永徹氏など、トップの奏者が名だたる指揮者とオケとの橋渡しとして両者の落としどころを素早く判断しながらリードしていく姿はプロ中のプロだと。
コンマスは単に技術が上手いだけでなく、人望...続きを読むPosted by ブクログ -
元ケンウッド役員で、音楽プロデューサーの著者による小澤征爾論。音楽業界の裏まで知る著者の話は興味深い。若い頃から自ら行動し、チャンスをつかみ取ってきた小澤征爾さんの生き様が伝わってきた。生き方として誰にも参考になるように感じる。Posted by ブクログ
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作者の知識が豊富で固有名詞の登場が多く、本筋とは別の話も含まれるため、話の展開に慣れるのに時間がかかりました。
ですが一度慣れるとヴァイオリンの世界に引き込まれます。
134pより、ヨーゼフ・シゲティの演奏に対する作者の表現を読んだだけでもこの本を読んだ価値があったと思っています。
「ヴァイオ...続きを読むPosted by ブクログ -
2020年はベートーヴェン生誕250年でした。
彼が生まれた1770年には、モーツアルトも
ウィーンで活躍し始めているらしく、まさし
くクラッシック音楽の揺籃期と言えるのでし
ょう。
さらにフランス革命も発生しており、その後
に登場したナポレオンを顕彰して作られたと
いう交響曲第3番変ホ長調「英...続きを読むPosted by ブクログ -
ベートーヴェンの入門書。 2020年は、ベートーヴェン生誕250年ということで、様々な行事が行われる予定だったが、コロナの影響で多くがキャンセルされた。 ファンにとっては残念な一年になってしまった。 この本は、ベートーヴェンの生涯と代表的な曲について考察したものであり、ざっくりと知りたい人には良い入...続きを読むPosted by ブクログ
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ベートーヴェンの生涯と作品の数々についてだが、特に強調しているのがベートーヴェンが音楽を消費の対象から芸術へと昇華させたこと、そしてクラシック音楽のあらゆるジャンルで後世の作曲家に立ちはだかる至上の傑作を創り出していること。Posted by ブクログ
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ベートーヴェン生誕250年となりいろんな本が出版され、いくつか読んでいるが、この本は同じことを繰り返して書いており、わかりやすかった。またベートーヴェンの死因について詳しく書いてあり、当時の社会の模様を感じさせられた。今も変わらない気はする。Posted by ブクログ
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タイトルからすると硬い技術的な内容が書いているかと思ってしまうが、ウィーン・フィル、ベルリン・フィル、そしてアムステルダム・コンセルトヘボーの3つのオケの約100年に及ぶ歴史を遡るということは偉大な指揮者たちの生々しい実態と音楽のいかなる点が素晴らしかったのかが裏話を豊富に語られていく。実に楽しい。...続きを読むPosted by ブクログ
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一般論として、対象は何であっても人は自分について書くことになるということ。ストラディヴァリについて2冊の本を続けて読んだせいか、改めてその視点の違いが作者の背景に依っていることを思う。中野氏の音楽に対する造詣、現役の演奏会とのエピソードが随所に挟まれていて、とても興味深く読むことができた。
この作品...続きを読むPosted by ブクログ -
2大銘器といわれるストラディヴァリウスとグァルデリ・デル・ジェスの製作者たちの人物と時代(17世紀終わりから18世紀前半)・場所(イタリア・クレモナ)を探り、なぜ彼らの作品が銘器なのかを追究。このように木の材質、ニス、塗料、溶剤、形状、穴の形その他の多くの要素が重なって銘器が生まれているとの分析。銘...続きを読むPosted by ブクログ
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タイトルからして指揮者論なのかな、と思っていたら、著者の思い出も交えたウィーンフィル・ベルリンフィル・コンセルトヘボウの比較論だった。。読み物としてはそれなりに楽しめるかも。Posted by ブクログ
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オーケストラ(特に指揮者とコンマス)の裏側が分かって興味深い本でした。
小澤征爾さんの位置づけが微妙なところがちょっと面白かったです。Posted by ブクログ -
小澤征爾の歩んだ人生の軌跡から、普遍的な成功法則を見つけてみようというスタイルで書かれている。経歴を淡々と書いていくというスタイルよりは遥かに良いが、本書は著者の主観が強く出過ぎる嫌いがある。
そもそも、たった一人の人物の人生を追って、その成功の秘訣を探ろうとしても、結局それは後付けでそれらしく説...続きを読むPosted by ブクログ -
確かにシリーズ3冊の中では、三人が一番本音で語っている。その点は面白かった。
シリーズを通して言える事だが、もう少し若い演奏家にも触れって欲しかった。Posted by ブクログ