西川悟平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
ジストニアを発症し、医師からピアノは一生弾けないと宣告され満足に指が動かなくなりながらも努力と執念で復活、活動を続けるピアニストの自伝。
タイトルから、先天的なものか事故か何かで指が7本しかないピアニストの話だと想像していたのだがそうではなく、動かせる指が7本ということのようだ。
そもそも彼の異色ぶりは、ピアノ人生のスタートから始まる。
何しろピアノを始めたのが15歳というのだから驚きだ。信じられないくらいの努力をしたのはもちろんだが、ピアノを始めてわずか4か月でショパンのノクターン、3年で英雄ポロネーズを弾けるようになったというのだから、同時に元々それなりの才能にも恵まれていたということで