鷹野新のレビュー一覧

  • 軋む楽園の葬花少女

    Posted by ブクログ

    ネタバレになってしまうので中盤までのあらすじすら書けないのが難しいのだけど、文句なく面白いお話でした。
    なかでも特筆すべきは縦横無尽に張られた伏線たちとその回収っぷりでしょう。ライトノベルにありがちな主人公設定や、一見して突飛に思える展開であっても、それが伏線に絡むことで納得させられてしまうというか、違和感なく読み進めることができます。
    もちろんそういった伏線が生きてくるのも、読者にそれと気づかせない絶妙な表現を生み出す作者の筆力があってこそ。その筆力は気味悪い不思議な世界観や女の子の可愛さ、スリルのある戦闘シーンにも生かされています。
    物語最終盤の流れも読者によって色々な感じ方ができる展開で

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    2014年05月10日