青野由利のレビュー一覧

  • ゲノム編集の光と闇 ──人類の未来に何をもたらすか
    最先端の生命科学技術である「ゲノム編集」と、それを従来より飛躍的に正確かつ高効率、低コストで実行できることを可能にしたツールであるCRISPR・Cas9の開発史を中心に書かれた前半と、エスカレートしていく技術革新の流れの中でこの技術が動物、さらに我々人間へと応用されていく上での倫理的問題点について論...続きを読む
  • ゲノム編集の光と闇 ──人類の未来に何をもたらすか
    ゲノム編集については冒頭にもあるとおり「できない時に、やってはいけないというのは簡単だった」ということばに尽きるだろう。やりたい人が確実に存在する以上、ヒトでのゲノム編集も必ず行われる。アシロマ会議のような場でガイドラインを設定したところで中国のような国や新興宗教団体はお構いなしだろうし、当時は研究...続きを読む
  • ニュートリノって何? ──続・宇宙はこう考えられている
    ニュートリノって何?素朴な疑問に一生懸命平易に判りやすく噛み砕いて説明してくれる科学入門本。
    面白いよ、確かに。理解出来れば。勿論興味がある人しか手に取らないでしょうからね。
    でも高校物理の授業が好きだった人にしか面白みは伝わらないんじゃないかな~。
    私は生物よりは化学が、化学よりは物理が好きだった...続きを読む
  • ニュートリノって何? ──続・宇宙はこう考えられている
    素人の目で非常にわかりやすく書いている。
    話から外れても読者が気になるようなことをさらっと書いてくれてるのが良い。
  • ニュートリノって何? ──続・宇宙はこう考えられている
    相変わらずよく分からないですが、何か楽しいこういう話。
    本当は自分のモノになってればもっとhappyなんだろうけれど、如何せん小中高大という長い時間の浪費によって手遅れ、無理難題というやつです。
    しかしこういう実験に費やす巨額のお金って正しい税金の使い方って思うな、当方は。お金の使い方に人間としての...続きを読む
  • 宇宙はこう考えられている ――ビッグバンからヒッグス粒子まで
    物質に質量を与えたヒッグス粒子、宇宙の膨張やビッグバン、ダークマターやダークエネルギーなどなどの三年前に最新だった宇宙論について。おれの脳みそではちょっとわかりにくいとこもあったが勉強になった。
  • 宇宙はこう考えられている ――ビッグバンからヒッグス粒子まで
    暗黒物質と暗黒エネルギーについてはおそらく、一般書としては最もわかりやすく書かれている。
    ただし、所々に首尾一貫していないところがあることが気になる。例えば22ページでアルファ粒子を何の説明もなく登場させて、そのすぐ後の24ページでヘリウムの原子核を登場させている。
  • 宇宙はこう考えられている ――ビッグバンからヒッグス粒子まで
    宇宙の初まりはおよそ136億年前、それから80億年ほどが経って、加速膨張が始まったとされる。そして、このことが現在の星や銀河を形作る必要条件でもあったようだ。加えて、宇宙の不可思議なふるまいを担っているとされる暗黒物質と、暗黒エネルギー。これらは、自分たちの知る宇宙の構成物質4%の外で、奇跡的なバラ...続きを読む
  • 宇宙はこう考えられている ――ビッグバンからヒッグス粒子まで
    ヒッグス粒子についての解説から宇宙の誕生と生い立ちに関する理論の変遷がジャーナリストの視点で丁寧に書かれている。物理学、宇宙論の難解な話を素人にも「なんとなく」理解できた気にさせてくれる好著。
  • 宇宙はこう考えられている ――ビッグバンからヒッグス粒子まで
    宇宙論と素粒子論、超マクロ世界と超ミクロ世界が絡み合う究極の物質論というテーマやその理論史という構成自体は目新しくないが、ヒッグス粒子の発見という昨年のトピックが加わっているところに特徴がある。
    ヒッグス粒子についての解説もあまり詳しくはないが、科学者ではなく、科学記者として、いかに一般読者に分かっ...続きを読む