梅田百合香のレビュー一覧

  • ホッブズ リヴァイアサン シリーズ世界の思想

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    ホッブズについては「万人の万人による闘争」という言葉が一人歩きしているが、その真意が分かる本。このホッブズの思想に対して、人間は国家がなくとも道徳感情による秩序を保ち得るという反論がある。しかしホッブズは単純な図式で国家や法が無ければ、暴力に支配される世界が誕生するという事は言っていない。

    私はよく一人の人間に「支配者と奴隷」が同居するという喩えを用いるが、ここでの奴隷は、従属する気質の事を言っており、我々は自身のこの従属的気質を集団における共同幻想に捧げる事で、その集団に帰属していくのだと考える。一方で個々に潜む支配者は身体を規律的に制御させるだけではなく、自他の帰属する共同幻想を作る役割

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    2025年04月27日
  • ホッブズ リヴァイアサン シリーズ世界の思想

    Posted by ブクログ

    このシリーズ、古典の長めの本文抜粋と現代視点の解説を並べるっていうのはとてもよい形式だと思う。古典そのまま読むのは実際無理だし。

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    2022年04月11日