小幡史明のレビュー一覧

  • 「腹八分目」の生物学 健康長寿の食とはなにか

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    同種または近い種では小さいほうが長生き。種をまたいだ議論では、大きい方が強く長生き。ゾウ、クジラ、ヒトもマウスやラットより長生き。

    単細胞の公募も餌を減らすと寿命が伸びる。しかしカロリーではなく、タンパク質の制限によって寿命が伸びる。
    動物はタンパク質を一定量摂取したい、という欲求がある。
    ほっておくと最大寿命のタンパク質量より多く食べてしまう=満腹状態。ここから少し減らす。
    寿命が最大化されたのは、タンパク質:炭水化物が1:16。タンパク質とはアミノ酸。腹八分目にするのはカロリーではなく、アミノ酸。
    アミノ酸のうち必須アミノ酸のメチオニンを減らすと、体は小さくなったが寿命は伸びた。メチオニ

    0
    2025年10月25日
  • 「腹八分目」の生物学 健康長寿の食とはなにか

    Posted by ブクログ

    食餌制限が寿命を伸ばすというラットにおける実験結果の話から本書は始まる。そしてこのことはミジンコ、ハエ、マカクザル、酵母、線虫でも言える。そしてその食餌制限の効果は、カロリーの制限によるのではなく、タンパク質の制限によるのだという。そこからカギになるアミノ酸探しの話に展開する。実に興味津々の科学物語である。

    とはいえ、結局「腹八分目」効果は、若い時期のことらしい。65歳を超えると高タンパク質食の方が死亡率は低いらしい。

    生物学的、進化論的に言えば、要はしっかり食べて繁殖し、太く短く生きるか、食を抑え繁殖も控えて、細く長く生きるか、という選択ということらしい。

    読後の結論は、食べたい物を食

    0
    2025年10月14日
  • 「腹八分目」の生物学 健康長寿の食とはなにか

    Posted by ブクログ

    『腹八分目』の生物学
    2025.08.13

    大学で勉強していることと関連があって面白かった。生物学といいつつもところどころ化学の話があったので大学生向きの本かもしれない。
    研究の面白さが伝わってくるし、腹八分目は若いうちから実践しなくてはならないことがわかる。暴飲暴食してしまうことがあるので日頃から意識していきたい。

    0
    2025年08月13日
  • 「腹八分目」の生物学 健康長寿の食とはなにか

    Posted by ブクログ

    腹八分目が大事な理由がわかりました。結局どうしたら良いかはわかりませんでしたが、SAMを知れて良かったです。

    0
    2025年11月20日
  • 「腹八分目」の生物学 健康長寿の食とはなにか

    Posted by ブクログ

    腹八分目が寿命を延ばすという研究についてわかりやすく解説されている。タンパク質の摂取が与える影響が年齢によって変わる可能性があることや、タンパク質が満たされないと食餌摂取が止まらないなど興味深かった。

    0
    2025年10月02日