白石朗・他のレビュー一覧

  • 夕暮れをすぎて

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    スティーブンキングの夕暮れをすぎてを読みました。

    哀しい不思議な出来事を描いた短編集でした。
    ホラーの味付けのある物語もあって興味深く読みました。

    最初の短編(ウィラ)と最後の短編(卒業の午後)は気に入ったのですが、暴力をテーマにした物語もあって全体の読後感としては自分とは肌の合わない物語だったなあ、というふうに感じました。

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    2014年12月14日
  • 夜がはじまるとき

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    六話のお短編集。面白かったのは一話目と六話目。

    一話目の「N」はクトゥルー神話系かな。医者の手記や手紙で構成。世界は薄っぺらで不安定ですぐ近くにいる邪悪で大きな力を持つものが浸食してきているという強迫性障害を持つ患者の話が現実のように思えてしまう話。

    最後の「どんづまりの窮地」は、仮説トイレに閉じ込められる話。これは容易に想像できてしまって辛いwww

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    2013年09月26日
  • 夕暮れをすぎて

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    キングの短編集。世にも奇妙な物語って感じです。最初の二話はふーん。こんなもんか。という感じ。「ハーヴィーの夢」でちょっとひっかかり、「パーキングエリア」はちょっと笑え。「エアロバイク」はこれがキングかも!と思える面白さで、「彼らが残したもの」は前半ん?とおもいながら読んで、後半なきました。「卒業の午後」はキングの夢からきたものらしいですが、まさにそんなかんじ、え?ここで終わり?という(^_^;)。
    久々読んだキングですが、彼の心理描写はああ、わかる!と思える部分があるものはほんとに共感できて面白い。「エアロバイク」と「彼らが残したもの」だけでも読む価値ありました。
    「彼らが残したもの」は読み手

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    2012年05月16日
  • 夕暮れをすぎて

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    今の日本を覆う音楽がプログレなら小説は恐怖の帝王S・キングでしょう。

    この短編集は2008年にアメリカで出版された原書の前半部分です。
    330pの短編集としてはアンバランスなほど長い「ジンジャーブレッド・ガール」などに、その元の大きさを想像させるものがあります。

    読み終えて感じることは、やはり文章全体に漂う老い、です。
    若き日に、勢いのままロックンロールしていたような文章とはやはり違う。
    病気を抱え、深刻な交通事故にも合い、その辺は仕方なきことなんでしょうが、老いることもまた悪くはない、とも思わせるのが流石なんです。
    フィクションは落ち着いた味わいとなり、老成した噺家の古典を聴くが如しで、

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    2011年09月25日
  • 夜がはじまるとき

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    久々にキングの近刊を読む。気づいたら底なし沼に引きずり込まれていた、というキングらしい怖さの「N」、夫婦愛・家族愛を描かせるとひときわ輝きを見せるのが常だが、「ニューヨークタイムズを特別価格で」。わたしはこれが好きだった。「魔性の猫」は、ちょっとステロタイプだったなぁ。「グリーンマイル」をちょっと彷彿とさせた不思議な「アヤーナ」もよかった。

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    2010年06月10日
  • 夕暮れをすぎて

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    不思議なお話の数々。

    個人的には「エアロバイク」が好き。

    ただ、傑作なのは「彼らが残したもの」だと思う。
    同時多発テロの被害者の人たちに思いをはせることができます。

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    2010年04月07日
  • 夜がはじまるとき

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    「ニューヨーク・タイムズを特別割引価格で」は好きだった。
    「どんづまりの窮地」はどうしてもダメだ。。。

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    2010年01月16日
  • 夕暮れをすぎて

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    時々ブンガク的な小説も出すキングだが、やはりこういうちょっとホラーチックなものがよい。翻訳も安定感のある人たちで分担されており読みやすい。超自然的な話や殺人鬼との追いつ追われつなど、7つの短編が収められており、著者自身によるあとがきもある。二分冊のうち下巻にあたる部分も近日刊行予定だとか。■生きている赤ん坊は夫婦をつなぎ止める糊だが、死んだ赤ん坊は絆を溶かす酸だ。

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    2011年08月07日