韓景旭のレビュー一覧

  • ある北朝鮮兵士の告白

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    ネタバレ

    北朝鮮である男が10年間 軍人として暮らした。

    北朝鮮の軍隊は 物がない 食べものがない。

    そして軍服が 食料が食器が ありとあらゆるものが盗まれる。

    そして賄賂 賄賂 密告 

    生きていくためにはこれしかない。

    これが隣国の姿なのか。

    つい最近の話なのか。

    1日で読んでしまった。

    信頼と食料と機能するシステム
    これらすべてを失ってなお
    国体を維持しているのは
    情報操作ゆえだろう。

    情報の民主化がないことは何よりも怖い。

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    2013年07月18日
  • ある北朝鮮兵士の告白

    Posted by ブクログ

    北朝鮮軍隊について知りたくて読書。

    1個人の回想を元に構成されているので、どこまで真実かは不明。しかし、ソウル五輪開催の80年代後半から10年くらいの地方の北朝鮮軍隊生活から当時の北朝鮮国内の状況を知ることができる。今もあまり変化していないと思われる。

    本書の内容も北朝鮮の現実であり、最近報じられる平壌の豊かになったとされる市民生活もまた現実だと思う。平壌と地方との格差が同じ国とは思えないくらい開いているのだろう。それにしても同国の出身成分は恐ろしい。

    戦前、著者の父親と叔父のパン屋(延辺龍井)でのエピソードが印象的。こんな日本人もいたことをもっと知る機会が増えるといい。

    最後の脱北の

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    2014年01月23日
  • ある北朝鮮兵士の告白

    Posted by ブクログ

    深刻な食料危機が詳細に描かれている。
    どうしたら偉大なる領主様は、あんなに病的に太っておられるのか、在日の方にお聴きしたい。

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    2013年02月24日
  • ある北朝鮮兵士の告白

    Posted by ブクログ

    2006年の書籍のため、未だ金正日時代の話で多少現在の状況とは違うかもしれない。だが時代が金正恩に変わってもニュースでは北朝鮮の飢餓については度々報じられているし、寧ろミサイルばかりぶっ放してる今の方が悲惨な状況になっている可能性も否定できない。北朝鮮は平壌周辺の一部の近代化された高層ビル群を映像で流し、「いかにも」自国の経済的な発展を世界に向けて発信するが、一方で農村部は飢えて亡くなった人々の死体がそのまま放置されてるという話も聞く。何が真実かはわからないが、少なくとも10年前には本書の様な状況にあったのだろう。
    本書は脱北した元北朝鮮兵士へのインタビューを元に書かれている。憧れて軍隊に入っ

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    2023年07月09日