中井京子のレビュー一覧

  • 夏の翳り

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    予想外に最後の最後まで事件が決着しなかったので全篇たっぷり不穏なムードを味わえた。
    一方で子供時代の情景、家を出た父や堅い絆で結ばれた妹との奔放な日々への憧憬など、追想録としても飽きることなく楽しめて満足です。

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    2025年09月29日
  • 愛は序曲に始まって

    Ikm

    購入済み

    ©︎1984年

    出会いはヒーロー 28歳、ヒロイン17時の歳、ヒーローに振られ傷つくたヒロイン。
    8年後の再開。
    ヒロインは心に鎧を着た笑わない女性に変わっていた。
    面白かったです。
    ヒーローは自分のせいでヒロインが変わってしまったと動揺。
    ヒロインの頑なな心も、ジェシカヒロインらしい無垢の裏返しで好感。
    でも働かないでノウノウとしているヒロインはマイナスかな。

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    2017年07月07日
  • 夏の翳り

    Posted by ブクログ

    ジョイス・メイナードって、「ライ麦畑の迷路を抜けて」以外にこんなの書いてるんだ?! あの彼女だったら、面白くないはずがない。

    丁寧に展開される話は、現実に起きた犯罪に材を求めているだけあって、陰湿で重い。
    それを追う刑事とその家族、2人の娘。
    家族の物語であり、姉妹の物語でもあり、ローティーンの少女の物語でもある。

    読み応え充分。

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    2016年11月04日
  • 夏の翳り

    Posted by ブクログ

    献本でいただいたものの、なかなか手がつけられず、なんと年を跨いでしまった…。

    前半〜中盤、絞殺魔は登場するものの、事件というよりは主人公を取り巻く環境に焦点が当たっており、その描写が比較的長く続くので少しだれてしまうかも。
    ただ、妹との絆や父親との関係性の描写が長く詳細になっているからこそ、結末に近づくにつれて起こる衝撃的かつ悲しい出来事により思いを入れて読み進めることができた様に感じる。

    この本を閉じた時に、悔しさ・悲しさ・気付きによる嬉しさと色々な感情が込み上げてきた。
    序盤や中盤では「早くストーリー進まないかな」とじれったい感情であったのに、物語全体の緩急が心地良かったと最後に感じる

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    2017年11月03日