藤本耕平のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
わからない言葉が多かったけど、背景を説明されるとなるほどと思う。
自分が昔から持っていた感性と同じものもあり
新しく生まれた感覚が新鮮だったり。
若い世代と同じ場所で一緒に仕事をしているので、
上から分かったような言い方になることがなく、
今の状況を分かるように解説してくれている感じ。
常時繋がっていること、
プライベートを(編集しながらも)垂れ流すことが
普通であるような環境で生きていくことの大変さ。
そうした世代に向けて商品を売り流行を作ることの難しさ。
こういう本があることで、見えにくい世界のとっかかりが見えてありがたい。
というか自分の世代の持っていた見栄のくだらなさにげんなり。 -
Posted by ブクログ
若者分析の本です。
とくにマーケティングに活かすべく研究された内容から若者を解説しています。
2015年に30歳を迎えるよりも若い世代、
そして、さらに若い2015年に23歳を迎えるより若い世代の二段階に若者を分け、
分析しています。
「ゆとり世代」「さとり世代」と呼ばる彼らですが、
著者は「つくし(尽くし)世代」という視点からも彼らを眺めることができる、と
新たな光の当て方をしています。
押し付けを嫌い自分で選ぶ感覚、ノット・ハングリー(脱根性論と言えると僕は思う)、
せつな主義など、まず2015年に30歳を迎えるより若い世代の特徴から僕なりに見えたことは、
他律性を嫌うところに幸せがある -
Posted by ブクログ
大学卒業後に入社した会社で様々な企業の商品開発に参加してきた著者が、その中で関わってきた若者たちの意識や姿をまとめた本です。
今の若者は、「ゆとり」「さとり」という世代から、自分たちのフィーリングで、コスパを徹底しながら、つくし、つくされ、みんなでハッピーになろうとすることを自然に体得し日常生活に取り入れている「つくし」世代だとしています。
我が家にもその世代の子がいます。確かに買い物上手で、サプライズイベントもあれやこれやと考えながら友だちとの関係を楽しんでいる姿もみているので、なるほどと妙に納得したりしました。本に出てくる言葉もほとんど知っていました。
昨年の3月に出た本で1年近くが -
Posted by ブクログ
私は日本の歴史が好きで、日本史に関してならある程度の予備知識もあるし、それなりに本も読んでいる。しかし世界史は学んだ記憶もなく、宗教に関して興味はあったが聖書についての本を読んだことはなかった。したがってこの本を読んでいて地名や固有名詞などが出てくると予備知識がない分、頭で整理しきれず、「これなんだっけ」「誰だっけ、関係性わからん」とか思う部分が多くあった。そのつど読み返したりもしていた。しかしあまり深くはわからないけれど面白く読めた。キリスト教やユダヤ教の聖典となっている聖書を知ることで宗教についても、特に一神教に関わる考え方を知れたことはとても重要で、これからも詳しく知りたいなと感じた。
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Posted by ブクログ
<目次>
序章 さとっているだけじゃない、今時の若者は何を考えている?
第1章 チョイスする価値観~世間の常識より「自分ものさし」
第2章 つながり願望~支え合いが当り前じゃないからつながりたい
第3章 ケチ美学~「消費しない」ことで高まる満足感
第4章 ノット・ハングリー~失われた三つの飢餓感
第5章 せつな主義~不確かな将来より今の充実
第6章 新世代の「友達」感覚~リムる、ファボる、クラスター分けする
第7章 なぜシェアするのか?~「はずさないコーデ」と「サプライズ」
第8章 誰もが「ぬるオタ」~妄想するリア充たち
第9章 コスパ至上主義~若者たちを動かす「誰トク」 -
Posted by ブクログ
思ったより新しい内容はなく、発見はあまりない。
とは言え、そうだろう、と予想していたことが、文字化されているものを読んで再整理できた、とは言えるかも。
わかってはいたことではあるが、文字として改めて読んで、そーだねー、取り入れていこう、改めて思ったのも確か。
「彼らが仲間達と楽しい直湯を過ごす機会、良い思い出をつくる機会をいかに提供してあげるか、ということです。そのためには、「フォトジェニックさ」や「非日常感」などがポイントになると思います」p212
フォトジェニックさ、というのは新しい観点だった。使いたい。
「社会的な成功に対する欲求という面でも、人を出し抜いて自分一人で成功しようとする