矢作弘のレビュー一覧

  • 縮小都市の挑戦

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    ジェイコブズやハーヴェイへのシンパシーが明瞭で、その視点からのコメントが多いのだが、サジェストされるポイントの数々は、かなり豊かな内容で、1000円未満の新書版にしては、みっちり腹に溜まるボリュームがあった。なにより、文章が読み易い。
    デトロイトは、今も苦悩するが、トリノは再生の兆しがあるとな。

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    2018年10月19日
  • 縮小都市の挑戦

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    ネタバレ

    人口流動や高齢化によって、
    地方の各都市で人口の減少や高齢化率の上昇による
    限界都市化の兆候が見られている。

    限界都市とは、
    限界集落と呼ばれる、高齢化率50%を目安とし、
    その数値まで達した集落、街に対する
    本書での呼び名です。
    ちなみに、限界集落化すると、
    その土地だけでの経済は循環しなくなり、
    発展は望めなくなると言われていて、
    冠婚葬祭などの住民同士のくらしの支え合いも
    維持するのが難しくなるとされます。

    そんな、縮退していく地方都市のこれからを
    どう築いていけばいいのかを探る本です。

    本書では、180億ドル以上の破たん額をだして
    財政破たんしたアメリカの都市デトロイトや、
    自動

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    2016年07月08日
  • 縮小都市の挑戦

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    最初、コンパクトシティ論と縮小都市論の違いがわからず戸惑いましたが、デトロイトとトリノの事例に触れる中でなんとなく理解できたような気がします。人口減少社会に突入している私たちの国にとって地域のこれから、というテーマは避けて通れないものになってきます。その時、都市を効率で考えるのか、養育という概念で考えるのか、という違いが都市間競争か、都市間連携か、という違いになっています。まるで「地方消滅」と「地方消滅の罠」の違いみたい。これを神学論争にせず、まったなしの問題へのアクションにするためにはどうすればいいのか?まずは本書で初めて知ったジェーン・ジェイコブズ曰くの「イノベーションにつながるインプロビ

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    2015年05月05日
  • 縮小都市の挑戦

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    人口減少問題は、私がいま最も関心のあるテーマなので、これはと思う本は取り寄せて読んでいます。
    というわけで、今回は矢作弘さんの「縮小都市の挑戦」。
    ともにかつては自動車産業で栄えたものの破綻に直面したデトロイトとトリノの再生への道程から、都市のあり方を考察しています。
    両市とも以前はフォーディズム(大量生産、大量消費を可能にした生産システムのモデル)が骨の髄まで染み込んだ都市でした。
    ただ、破綻を経験し、そこから脱皮しようと模索しています。
    キーワードは「ブランディング」。
    本書の表現を借りれば、「都市イメージを再位置化する戦略」のことです。
    その点、
    「ブランディングを考える時に立ち返るべき

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    2015年05月02日
  • 縮小都市の挑戦

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    増田寛也氏の「地方消滅」の流れで読んだ。まさかデトロイトやトリノに関する話とは思わなかった。中身は濃い。

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    2015年03月26日
  • 縮小都市の挑戦

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    これからのあるべき都市像、著者のいう縮小都市について述べた本。協働、連携、持続可能性がキーワード。
    記述が凡兆な部分が多々あり、この人は何が言いたいのかよくわからない箇所もあった。しかし、カジノやスポーツの誘致は、あまり都市の発展に寄与しないというところは、面白い箇所だった。

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    2015年02月25日
  • 縮小都市の挑戦

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    知見が広まったという感想はある。
    しかし、この著者の書き方がよくなのだろうか。
    おもしろくない読み物になっている原因をあれこれ考えると、「引用」が多いのと、その前後に若干説明を入れるので、主旨からしばし遠ざかる。
    従って、迷路に入る時がある。
    参考図書は本文に入れるべきではないのだろう。
    読みにくくてしようがない。

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    2014年12月12日