ウッドハウス暎子のレビュー一覧

  • 辛亥革命とG・E・モリソン 日中対決への道
    『日露戦争を演出した男モリソン』と『北京燃ゆ―義和団事変とモリソン』に続く、著者のモリソン研究の第三弾。
    19世紀末から20世紀初頭にかけてロンドン・タイムズの北京特派員となり、辛亥革命後は中華民国大総統・袁世凱の政治顧問となった豪州人ジャーナリスト、ジョージ・アーネスト・モリソンの生涯の最後の部分...続きを読む
  • 日露戦争を演出した男 モリソン(全2巻)上
    「小黄猿(日本)は必ず大白熊(ロシア)に勝てる。和平などとんでもない!」
    こんな過激なことを言って日露戦争を仕掛けた人物がいました。
    ロンドンタイムズ紙の北京特派員で、後に中華民国大総統・袁世凱の顧問を務めたジョージ・アーネスト・モリソン(George Ernest Morrison)。
    日本...続きを読む
  • 北京燃ゆ―義和団事変とモリソン
    19世紀最後の世界的大事件、義和団事変(1900年)。
    公使館街に閉じ込められた外交官たちとその家族は、いかにして危機を乗り切ったか?
    ロンドンタイムズ紙の北京特派員で、重要機密を何度もスッパ抜いた「北京ライオン」ことジョージ・アーネスト・モリソン(George Ernest Morrison)...続きを読む
  • 日露戦争を演出した男 モリソン(全2巻)下
    ついに日露開戦!
    戦争の経過、日本を支援する米英の外交的駆け引き、ポーツマスにおける講和会議の展開、小村寿太郎外相の不手際とロシア全権代表ウィッテの手練手管。
    「戦争に勝って、外交で負けた」と言われた日露戦争の内実を描いています。
    乃木大将の苦戦で有名な二百三高地のステッセル将軍は何故降伏した...続きを読む
  • 日露戦争を演出した男 モリソン(全2巻)下
    まず、著者、ウッドハウス瑛子氏の研究に深く敬意を表します。
    丹念に資料をおい、世界史の中に日露戦争を位置付け、それをタイムス記者モリソンからの視点で描いたこの作品は非常に深い示唆を与えてくれます。

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    さて、日本の外交を見たとき、不平等条約の改正交渉、日清戦争後の三国干...続きを読む