タイトルがキャッチ―だ。こういう、だれ宛てなんだろう、みたいな本は好きです。
生まれつきの障害、五度のがんの発症。たしかに、置かれている立場はこれでもか、というほどに険しい。大変な人生の記録だと思ってよむだけでも、おもしろいと思う
このひとのそういう人生もあってか、やくざや風俗のなかにいるひとたちに対して、やさしい。なにがなんでも生きる、という「生きること」にしがみつくたくましさが大切らしい。
自分の強みだとか、自分がまわりからなにを求められているのか、をきちんと見極める、というあたりの話は、なるほどたしかに、と思った。