くどくなく、冷たくなく、
暖かくて適度に雑然とした江戸の生活の匂いが感じられる読切り小話集。
表紙の女の子もそうですが、人間のキャラクターがキラキラいきいきしていて、星のようだと感じました。
あえて気になるところをあげるなら、一話一話が短いのに密度が濃いのでそれぞれの設定や物語を理解するのにちょっと時間がかかるのもあるかもしれない…というところでしょうか。
が、それもまたよし。長く贅沢にゆっくりと楽しめます。読み切り6話の中にはきっと誰でも気に入る話があるはず。
猫+江戸ににぴんとくる人、ぜひ!