田代泰子のレビュー一覧

  • 増補版 敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人 下

    Posted by ブクログ

    差し当たり上下巻まとめて。記憶に残る論点の箇条書き。

    ・世界が(そして日本自身も)その「特異さ」に注目した戦後日本の「日本らしさ」は、戦中に官僚組織が作り上げ、戦後占領軍が育てたものであって、東洋と西洋の違いなどの話ではなかった。その意味で、確かに占領軍によって日本は変わった(飛躍的に自由が増した)であろうが、しかし、戦中から保存された傾向も多かったのだ。正に「裕仁が君臨した昭和と云う一つの時代」。

    ・米軍と戦前エリートとの共同で進められた「不幸にも騙された天皇」像の製作。しかしほんの数箇月前まで、裕仁の名の下に対外的には侵掠を、対内的には驚く程の抑圧体制を敷いていたのである。天皇の扱いに

    0
    2012年02月18日
  • 増補版 敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人 上

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    戦後GHQ占領下の日本を描いた大著。

    GHQによる上からの圧力によりそれまでの軍事国家から
    民主主義への転換を迫られた日本。
    読んでいて思うのは戦時中の軍国主義的風潮も
    戦後の民主主義的風潮も支持すべき対象が変わっただけであり
    「お上に従う」という側面に変化は感じられない。
    確かに民主主義という方向性が決まった後は
    具体的な肉付けを国民が主体的に行った面はあると思うが
    最初の変化が起こらないうちは何も変わらない国なのかもしれない。

    ただ「カストリ文化」などに代表される当時の性産業は興味深い。

    0
    2012年02月11日
  • マッキンゼー式 世界最強の仕事術

    Posted by ブクログ

    新入社員の当時を思い出してしまいます。

    死ぬほど働くって言ううわさどおりに夜中でもメールのやりとりをしたり、議論で頭の回転の速さに置いてけぼりを食らたり、あなたの仕事は、なっていません!と(クライアントなのに!)怒らたり(笑)、etcあのころはかなりダメだしを食らったなぁと・・・。入社当時一番のカルチャーショックでした。

    もちろん、一般の会社員と比べれば信じられないほど稼ぐ人たちだからっていうのもあるけど、頭が良くて上を目指す人たちっていうのはこういう人たちだな、と感じました。

    まぁ、マッキンゼーは相当優秀な人材しか入れないらしいからねぇ。デキが違うといってしまえばそれまでなんだけ

    0
    2011年11月05日
  • 増補版 敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人 上

    Posted by ブクログ

    今年から設定、8月の自主課題図書。
    でも今年から時代は「震災後」で、もう「戦争」や「戦後」は流行らないってさ。
    常に時代遅れの女、な私。
    それでも、「震災後」を考えるにしても、あの戦争で何が起こって、日本人がどう行動し、何を考え、何を考えなかったか知ることは、大事だと思うんだけど。

    この本読んでものすっごいいろんなコトを考えましたが。
    正直、まとまり切らんかった。
    要継続検討、的な。
    引き続き考えるにあたっての、個人的メモ。
    ・敗戦・占領・上からの革命を「抱きしめる」
    ・戦争責任
    ・戦犯裁判
    ・日本国憲法
    ・アジアの視点の欠如
    ・日本人の二面性

    知らないこと、忘れてることが多過ぎる。
    そん

    0
    2012年05月20日
  • マッキンゼー式 世界最強の仕事術

    Posted by ブクログ

    仕事への取り組み姿勢の基本が書かれている。


    今から読み直すと目新しい部分はないが、
    これを買った2001年の10年前はドキドキしながら読んでいた。


    その時にきちんと理解できていなかった自分を思い出した。

    0
    2011年05月29日
  • マッキンゼー式 世界最強の仕事術

    Posted by ブクログ

    世の中には本当に賢い人たちがいるのねぇ~なんてのんびりしたことを感じつつ。MECEの考え方、現状を把握し過去事例から分析する能力。。全部網羅するのは難しいけど「出来そうなこと」はある。まずは情報の蓄積・共有の為のアウトプット力を磨くぞぉ!

    0
    2010年07月05日
  • 増補版 敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人 下

    Posted by ブクログ

    ジョン・ダワー『増補版 敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人』(下)(2004)を読む。
    昭和史を読むと正直、晴れやかな気持ちにはなれない。
    殺りく、陰謀、権謀術策、まやかし、扇動などなど
    人間社会の負の要素がぎっしり詰まっているからだ。
    無論、昭和史に限ったことでなく、世界史・日本史を通読すれば
    人類の歴史はおよそそんなことの繰り返しである。

    確かに市井の人間が一日仕事をし、
    あれこれ愉快でないこともあったが、
    風呂につかり、ホッピーを飲んで、気分よく眠りについた……
    というのでは歴史にはなりにくい。

    いや、そうか?
    ブログ、ツイッター、SNS(mixi、フェイスブックなど)を見れば、

    0
    2010年05月09日
  • 増補版 敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人 上

    Posted by ブクログ

    ジョン・ダワー『増補版 敗北を抱きしめて』(上巻)
    (三浦陽一・高杉忠明訳)(2004)を読む。
    1999年に原著が発行され、2001年に邦訳版を出版。
    筆者が収集した写真資料を豊富に取り入れた増補版が本書である。

    歴史を学んでいるといつも思うことがある。
    僕たちが生きている現在は過去とつながっているという事実だ。
    当たり前ではないかと思われるかもしれないが、どうだろう。
    普段は目の前にあること、いまの暮らしがあることを
    当たり前のように受けとめている。
    しかし、過去のある時点まで時間を遡ってみると、
    まるで異なる未来に進む可能性があった分岐点に行き当たる。

    1945年8月の敗戦はそんな分

    0
    2010年05月07日
  • マッキンゼー式 世界最強の仕事術

    Posted by ブクログ

    色々な有益なビジネススキルがマッキンゼーの仕事に基づいて列挙されている本。
    何か仕事に迷ったり、つまづいた時に見直したい。

    0
    2010年03月09日
  • マッキンゼー式 世界最強の仕事術

    Posted by ブクログ

    ネタバレ

    企画営業、コンサルティング、プロジェクトを進行する立場の人にオススメ。

    マッキンザーの仕事方法が何となく見えます。

    職場上司からもらった本。

    0
    2012年03月04日
  • マッキンゼー式 世界最強の仕事術

    Posted by ブクログ

    仕事に対する基本的な向き合い方を学べた。
    これが全てだとは思わないが、基本形の1つとして役立つと思う。

    0
    2009年10月18日
  • 増補版 敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人 下

    Posted by ブクログ

    日本の占領期における政治経済から大衆文化までの幅広い分野が、昭和天皇やマッカーサーはもちろん、高級官僚、文豪、一般大衆、パンパンと呼ばれる娼婦といったこれまた幅広い人々の視点を通して描き出されている。
    よくぞここまで調べ、まとめあげたなぁと言う感じ。東京裁判や占領時の政策における言及では、占領を正当化というか言い訳じみた台詞も見てとれるが、草の根レベルで起こっていたことまで細かく触れられていて、非常に勉強になる本だった。

    0
    2009年10月10日
  • 増補版 敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人 上

    Posted by ブクログ

    日本の占領期における政治経済から大衆文化までの幅広い分野が、昭和天皇やマッカーサーはもちろん、高級官僚、文豪、一般大衆、パンパンと呼ばれる娼婦といったこれまた幅広い人々の視点を通して描き出されている。
    よくぞここまで調べ、まとめあげたなぁと言う感じ。東京裁判や占領時の政策における言及では、占領を正当化というか言い訳じみた台詞も見てとれるが、草の根レベルで起こっていたことまで細かく触れられていて、非常に勉強になる本だった。

    0
    2009年10月10日
  • 増補版 敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人 下

    Posted by ブクログ

    大学の授業でしようしたのですが、戦後どのように日本が再建されたのか、憲法制定、アメリカが行った戦後政策の詳細が分かります。長いですが意外にすらすら読めます。

    0
    2009年10月04日
  • 増補版 敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人 上

    Posted by ブクログ

    卒論用に読んでます。戦後史を知る入門書としてはお勧めです。網羅的に書いてあるから、読みやすいのでは。

    0
    2009年10月04日
  • 増補版 敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人 上

    Posted by ブクログ

    下巻もあります。戦後日本の、つまり現代日本の出発点を描いた力作。いろいろな可能性があった中から、必然偶然によって今のような日本社会になった。ということは…。

    0
    2009年10月04日
  • マッキンゼー式 世界最強の仕事術

    Posted by ブクログ

    【特に役立ったキーワード、項目】
    ●最初の会議で問題を解決してしまう 〜「当初仮説」
    ●「80対20の法則」
    ●「エレベーター・テスト」(30秒で社長にプレゼン)
    ●「初めての問題など存在しない」
    ●「全く同じ問題は存在しない」
    ●インタビュー時に「刑事コロンボの戦術」を用いる
      →せりふ例:「ごめんなさい、あと一つだけ」
    ●面接の相手を裸にしない
    ●礼状は必ず書く
    ●毎日一つチャートを作る(常に具体的に)
    ●「検討もつかない」は暗号(ヒントを見逃さない)
    ●関係者全員に事前報告する
    ●自分だけのメンター(師匠)を見つける
    ●つねに三つのものを持っていく


    【一言コメント】
    今読み返してみ

    0
    2009年10月07日
  • 増補版 敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人 下

    Posted by ブクログ

    増補版といっても加筆ないが大判になって数倍掲載されている写真「三木清全集の発売前夜に書店前で寝袋で泊まり込む十数人」「占領軍兵士を戸外接待する芸者(アサヒグラフ’45Oct表紙」「戸外生活者(神戸三宮駅)」「超満員の買い出し列車」世相を物語る/ダワーは天皇の戦争責任が否定されたを批判する立場だが、戦勝国が「道徳的責任」を言う傲慢に気づいているだろうか/朝鮮戦争を契機としで重工業再建、再軍備化に占領政策は変化し、講和独立にもこぎつけた。 戦後すぐに掲げられてきた非軍事化と民主主義社会構築の理想は左翼の大法螺

    0
    2023年05月29日
  • 増補版 敗北を抱きしめて 第二次大戦後の日本人 上

    Posted by ブクログ

    日本人を「江戸時代のゼロ成長と家長中心の家=村社会の変化を嫌う伝統」文化社会と見ると、敗戦による変化は支配者を換えただけの愚民の聚合である。中央集権の帝政官僚の忠誠心が民に初等からの学校教育により愛国心を天皇を中心とした信仰(大日本賛美)に裏打ちされ、軍の暴走・大陸侵略に「新たな領土ができた」と有頂天になり、ついにはアメリカ様に挑戦するまで不遜になったと見れば「反省」「新日本」で蒔き直しようという「焼け跡民主主義」を理想化「そこには理念があった」著者は占領軍の贅沢三昧、45万人で電力消費の1/3も指摘する

    0
    2023年05月29日
  • マッキンゼー式 世界最強の仕事術

    Posted by ブクログ

    コンサル系の仕事に関するテクニックを除く全体像を知りたい方にはオススメ。しかし、具体的なテクニックなど専門技術を知りたい人には物足りないと思います。

    0
    2022年10月02日