千賀史貴のレビュー一覧

ハイメと臓器姫 1

千賀史貴 / 鉄田猿児

[Yama-Yama]

イロモノかと思いきや……

1話目の時点では「画力の高いイロモノ」の域を出ないのですが、1巻を読み終える頃には「邪道にして王道、豪快にして繊細」という売り文句に納得。
切なくもアツいダークファンタジーで残酷な描写も多い、しかし敵キャラ達はギャグみたいな連中なので全体的な読後感はあまり重くなく良いバランスです(ある意味不安定とも言える)。

＃アツい ＃切ない ＃ダーク

バテリバイス 人間電池と砂の巨像 1

千賀史貴 / 赤岸K

[Ｒｙｕ]

もう少し読みたい

二冊で終わるわけない風呂敷の広げ方だと思ったら、「一部完」ですか、残念すぎる。
搾取する側とされる側、それに疑問を持つ立場の人間たちの闘いの物語って事なので
特別な設定を除くと普通のお話、でも作画も良いし、キャラクターも魅力的
アイツ死んじゃうのかぁと残念な事も

巨像の秘密も殆ど説明されないままやし、本来ならサクッとは読めない感じです。
この続きでも良いけど、もう少し長編で読みたい作品ですね
そのあたり残念なのでマイナス

あと、キャラクターのパワー値をいちいち書くのはイマドキ風やけど
正直言って「不要」かな？ストーリー上も大した意味無いなら要らないでしょ？
これもマイナスかな？編集が蛇足に気づけよって感じ

Tentacle Hole-テンタクル・ホール- 3

千賀史貴 / 石田和真

　３巻故基本構造は割愛。
　こんなタイトル「触手＋穴」で、こんな表紙のわりにお色気描写の少なかった１巻から、２巻になってお色気が増し、３巻でそこそこエロくなった。
　アンケートで読者の期待がエロ展開ばかりだったのかもしれないが、そりゃそうだろう。
　SF的展開がしっかりしていれば、お色気目的で手にした読者も世界観に引き込めたかもしれないが、少なくともこの巻辺りまでで、そこまでしっかりした世界観は感じられない。
　触手世界を下り新たなエリアで、新しい触手の形態に出会い、対策する感じ。
　世界で魅せて欲しい。

Tentacle Hole-テンタクル・ホール- 2

千賀史貴 / 石田和真

　触手で穴な第２巻。
　こんな表紙であり帯にも「快楽」なんて文字も踊りジャンルが「淫悦触手ダークファンタジー」なんてあると、お色気方面に期待する読者ばかりが釣られてしまうが、どちらかというと、異界で魔物(触手)と戦うメインな作品で、お色気が添えられた印象。
　戦闘メインのタイトルや表紙と広告にすれば…その手の作品もメイン読者も男性なわけで、戦闘目的と言い張りつつエッチな描写も楽しめるという展開もあったのでは…と思ってしまう。
　他の人の感想を読むと、お色気期待層が離れていっているように見受けられるので…。