ドナルド・E・ウェストレイクのレビュー一覧
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自分から仕事を取ってしまったらどうなるのか。もちろん仕事が全てではないだろうけど、子どもも小さい今、仕事によって得られるもの、もちろん主にお金が失われてはやはり暮らしていくには厳しいだろうな。そうしたらどうするのか。まぁ今は想像するだけなんだけども、きっとなんでもやるだろうな。昔上司が殺人以外なら何をやっても良いと言ったとかなんとか。どうだろうか、それ以外なら何でもやるだろうか。いやもしかしたら人を殺すことで何かを得られるならそれを想像しないでいられるだろうか。もし得られるものが大きいとしても、きっと自分は踏みとどまる。まぁ普通ね。
でもそれをやりきる人もいるんだろう。何でもやるという言葉に嘘 -
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失業社会に警鐘を鳴らす作品。
リストラされたビジネスマンが就職活動の邪魔になりそうな元同業者を次々と殺していくという話。主人公は天性の殺人者のようで、行き当たりばったりの犯行のくせに次々と殺人を成功させていく。裏表紙などでは「戦慄のノワール」「シリアスな犯罪小説」と紹介されているが、ほとんどブラックユーモア、というかギャグ小説である。しかし、失業率が上がっている現代日本社会の状況を考えると、現実にこんな事が起こっているのかもしれないという考えが頭をよぎってしまい、単純に笑い飛ばすことができない。経営者の皆さん、人命を守るためにもリストラは止めた方がいいです。 -
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Posted by ブクログ
ネタバレアメリカの作家、ドナルド・E・ウェストレイクのドートマンダーシリーズ。シリーズの終盤近くの作品。
知り合いの古物商から、大金持ちであるプレストンの家へ泥棒しに行くことを勧められたドートマンダー。プレストンは大勢の女性との関係で揉め、ニューヨークへと帰って来られず、カリブ海に滞在していた。一方、ドートマンダーたちの行きつけのバーが、ギャングに売られそうになっていて…
軽妙な読み心地のドートマンダーシリーズ。一見関係がなさそうなストーリーが後半、一気に交差する。
正直主役のドートマンダーがそこまで目立たない。もちろん、いいところは全て持って行くのだけど。
シリーズ初期の作品が軒並み絶版なので、 -
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今年の春,この本を原作にしたコスタ・ガヴラス監督の『Le Couperet(斧)』を先に観てたので,読んでみた。リストラでクビになった男が,元のポストに復帰するために再就職のライバルを殺していく…という,内容はサスペンスものなのに,映画のほうはジョゼ・ガルシア(←どちらかといえばコメディ俳優)が主演。でもウェストレイクがコメディ・ミステリの人だと知って,なるほどそういうテイストかと納得。日本では中高年のリストラより新卒採用の縮小のほうが大きかったし,主人公と同じような境遇の人は,なんだかんだ言って実際には多数派でないように思えるので,あまり流行らないかもしれないけど…
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故買屋のアーニーからの頼みで、大金持ちの投資家プレストンがペントハウスに秘蔵している美術品など金目のものを盗み出す計画を立てたドートマンダー。その頃、カリブ海のリゾート地にいたプレストンには謎の美女パムが近づいていた。彼女の目的は、誘惑ではなく誘拐。プレストンの元妻の親族からの依頼で、プレストンを召喚させようとしていたのだった。ところが、投資家は海に飛び込んで脱出しほうほうの体で自宅に帰りつく。そんなこととは露知らず、ドートマンダーと泥棒仲間たちはプレストン宅に忍び込むのだったが……。
今までウェストレイクもリチャード・スタークも読んだことがなかった。ドタバタぶりを楽しむ小説。 -