根本敬のレビュー一覧
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購入済み
根本敬入門書
人生解毒波止場や電気菩薩(上)のほうが好きですが、こちらも素晴らしい本です。
「でもやるんだよ!」「無限の大事業」などの名言もでてくるので、根本敬を読むなら最初はコレ、という感じ。 -
Posted by ブクログ
根本敬を慕う人にとっては惹句のとおり『現代日本の「旧約聖書」』ということになるのだろうが、さほど根本敬に関心がないワタシにとっては、居酒屋の与太話集といった感じの一冊。
しかし、この与太話がたまらない。有名無名問わず、彼が実際に触れ合った人たち(有名の一例は蛭子能収)のことを語っているにすぎないのだけれど、その人たちのぶっ飛び感が尋常ではない。ほとんどパラノイアではないかと思えるほどの奇行の数々。どうしたらそんな発想―と言うより、妄想―が飛び出すのか、凡人には想像すらつかない。
妄想は誰でもするけれど、現実に戻るとその妄想は姿を消す。妄想でいくらワクワクしたとしても、ひとたび現実に触れるとまた -
Posted by ブクログ
初めの方を読んだときは、「ああ、こういう感じか……。
買わなきゃよかった系かな」と後悔しました。
なんというか、「俺だけは周りの奴とはちょっと違ったんだ」
みたいなことを堂々と言ったり書いたりしてる人って、
あまり好きではないので。
そして単純に「下品」だったので。
で、ずっとずーっと読まずに置いてあって、
でも私の本棚がいっぱいになってきたので、
整理整頓するためにも読まなければと取り掛かりました。
「また、途中でやめちゃうかもなぁ」と思いながら読み始めましたが、
結局止まらずに一気に読めました。
下品なんだけど「で? この後内田君はきよみとどうなるのよ」
と妙に気になったりして。
しか -
Posted by ブクログ
以前から読んでみたいと思っていた本。
多くのサブカル人に強い影響を及ぼしたと言われるほどの名作らしいので。
この度安価で手頃な文庫版が出たので手に取ってみた。
うん、思ったより普通だった。
もう多くの人がこの手のエッセイ書いているからね。
先駆者といえばそうには違いないのだろうが、21世紀も10年経っていればさすがに斬新さはない。
勝新とか蛭子さんなんてとっくに手垢のついた観察対象であって。
韓国の怪しげなおっさんもどこかで聞いたことのあるような話だ。
ただやはりこの本の核となっている「内田研究とビッグバン」だけは必読だろう。
著者は学生時代をこの内田なる友人(素人)の研究に