フクイタクミのレビュー一覧
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Posted by ブクログ
蛇の村でのいざこざが終わり、旅を続けるクゥ達に騎士を倒す騎士討伐隊が現れる第3巻。
赦しは請わない。騎士の力を捨てるために旅するクゥ達とは袂を分かったシイド一行。今回は彼が持つ王国軍という権力に対しての反抗が描かれていました。彼もまた女神の思惑とは違った方向に動き出していますが、クゥを思い出すところを見ると普通の人間が持つ情は残っているんですかね。赦しを請わず、権力を踏み潰すことに集中するシイドですが、討伐隊との戦闘も見てみたいなぁ。こういう反逆キャラっていうのは物語が進むほど良くなってくるものなんですがねぇ。
今回で新キャラのムチデカ女キャラのパティさんも出たというのに!本誌では!打ち切りに!なってしまうなんてぇええええええ、んあぁあああああああああ。うーんやっぱり蛇の村での中途半端な失速感がダメだったのか、それとも秋田書店の見切りが早すぎたのか・・・どっちにしろもうちょっと様子見して欲しかったなぁ。女神サイドにいる騎士たちももっと見たかったな。巻末にあるおまけ漫画も今回面白かっただけに。やっぱり何時の時代でも好きな作品が打ち切りになると凹むわ。 -
Posted by ブクログ
日常を取り戻すため故郷を離れる。広大な外の世界に触れる2巻。
本当の家族。村の中だけで暮らしていたクゥ達が最初に触れた外の世界は歪に作られた国でした。カイリたちは力と恐怖だけで国を作ろうとしましたが、過去の族長の通り絆の力が必要なのは道理な理由で、そこに厚い絆で結ばれたクゥ姉弟が訪れるっていうのは旅物語の始まりとして良い展開だなと思いました。
最初の敵としてはカイリ一派は申し分なかったのですが、1巻の騎士の力が強烈だっただけにもっと大立ち回りがないと物足りなかったです。あと、フクロウ丸呑みみたいな描写を思いつくあたりフクイ先生の演出は面白いからそういった部分をちょいちょい出していって欲しい。天使からの刺客とかそういった90年台の作品っぽい雰囲気を出してほしいな。 -
Posted by ブクログ
「ケルベロス」のフクイタクミ先生新刊ということで購入。今回は前作と違い、圧倒的にコンプレックスを抱え込んだクゥバンテが主人公。少年漫画では欠かせないコンプレックスの克服、自己の変革を目指し力を得るが、果たしてそれは本当の自分の力となりうるのか、これから彼が歩む道がきになる物語です。
自分を変えたい気持ち、なにをやってもうまくいかない。それによって周りから非難されるのはいい、それがまだ自分だけなら。こうしたクゥの悩みは彼の優しさゆえなのがなんとも悲しみを誘います。しかし、騎士となる前に洗脳から抜け出せたのもその優しさのおかげというのが皮肉めいていて、複雑な気持ちになります。この悲劇は姉のノイエの溺愛が産んでしまったとも言えますが、この先の展開でそんなノイエの変化も楽しみではありますね。
なぜ天使の肚はそこにあったのか。人類を皆殺しにせよと命令を施す天使、彼らの目的はハッキリしている分なぜそんな結論に至ったのかも気になるところです。天使の尖兵である騎士として覚醒したシイドは権力者を滅ぼすと言っていますが、その力の行く末はやはり天使に矛先が向くのでは?と思うのだがどうなるんですかね。
今のところ王道な少年誌展開ですが、主人公たちがどういった道を歩むのか。非常に楽しみなのでどうか打ち切りになりませんように。