【みきまるさん株式投資本オールタイムベスト2017年版第7位】
お腹がいっぱいになるほど、バリュー投資のアイディア満載の本。
マニュアルというより、まるで宝箱のようだ。
ただ、すべてを理解し、骨肉化することはかなり難しい。
書籍としてのボリューム満載のため、体調によっては読んでいて眠くなることも。
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数あるアイディアの中から自分のスタイルにあったアイディアを選び出し、
トライアンドエラーを繰り返し、ねばり強く取り組むしかない。
辛口で知られる監修者の長尾慎太郎氏も言っている。
「本書の読者から多くの成功者が生まれる公算は非常に高い」と。
第1章 極めて個人的な取り組み〜何を保有したいのか
「株式は、その会社の持分の一部を表している。」
→常に肝に銘じるべき。喧騒に紛れて、株を所有することの本質を忘れがちになる。
資金をバフェットに預けるか、自分で運用するか?
「私は自分が所有しているものがどんなもので、なぜ所有しているのかをきちんと理解していれば、その誘惑ははねのけやすくなると考えた。投資信託を所有するということは、ファンドマネジャーが正しい投資先を選ぶことを信頼するということである」
→ひふみの藤野さんは大丈夫か。。。特に大塚家具…。
「運用額が巨額でないことは大きなメリットです。…小口の投資家が資金を時価総額が高い企業に投資するということは、中小企業位投資するメリットを放棄しているということでもある」
→大型船の漁師が来られない小さな池で魚を取ることができる。
富の源泉は小型株 byジェームズ・P・オショーネシー
「彼(バフェット)にとって、安く買うということは、
長期リターンにおいては追加的な要素でしかないのである」→根底の事業が大事!!
「私は、かつてわずかな資金で投資をしていたときに、資本配分の責任者になったつもりで取り組む方が良い結果につながることを発見した。世界中の資金を最高のリターンを生み出すところに配分する役目を担っているつもりで取り組むのである」
→具体的にどういうこと?
☆自分の責任において行動する
「雑魚的発想をやめて資本配分社の発想を採り入れると、より良い投資判断が下せるようになった。…資本配分社の見方をすれば、自動車業界での最高の銘柄を選ぶのではなく、それ以外の業界にさらに優れたビジネスモデルで割安な銘柄があれば、それを選ぶことができるからだ」