岡崎祥久のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
短編の表題作と、もう少し長めで中編ぐらいの「秒速10センチの越冬」が収録された一冊。どちらも芥川賞的な純文学と言って良いかな。
読んでから知りましたが、「秒速10センチの越冬」の方が1997年の作品で、「キャッシュとディッシュ」が2020年とのこと。失われた30年の始まりと終わりぐらいになるのかな。
どちらも、単純労働、非正規労働の主人公の生活が描かれているのだけど、「キャッシュとディッシュ」では、叔父が残した唯一の遺品である「皿」のとある不思議な能力が主人公の人生を終わらせるという、不思議な内容です。
どちらも働くことと生きることを感じさせられる作品でした。