コウノメソッド本が新書に。
読みやすい分量かつお手頃な価格(900円ほど)。
コウノメソッドを誰か(身内とか施設の方)に
手っ取り早く知ってもらうのに使えそうなサイズだ。
内容的には
コウノメソッドの一般向けダイジェスト、というかんじ。
でもグルタチオン点滴とか
リバスタッチは足裏に貼るのがよろし
...続きを読む、とか
最新の情報も盛り込まれている。
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たまたまだが今回
「治さなくてよい認知症」と
この「医者は認知症を治せる」を続けて読んだ。
これはどちらかがどちらかの反論本というわけではなく
主張の近い部分もあって
河野医師は「治せる(改善できる)」のは
中核症状ではなくて周辺症状、といっており
一方の「認知症は治らない」というスタンスの上田医師も
「周辺症状が改善することはある」といっている(笑)
要は「治る(治す)」という言葉の定義が違うのですな。
(河野医師は「改善=治る」で上田医師は「改善≠治る」)
治療のスタンスとしては
河野医師は 患者<介護家族
上田医師は 患者>介護家族
であるように感じた。
個人的には
家族としては「治すこと」「もとに戻すこと」に
過剰な期待をもちすぎないのがいいかなと思うが
それでもやはり
医師には「治すこと(改善させること)」を
放棄しないでいただきたいな、と思う。
(認知症ならアリセプト出して終わり、なんて医師は論外!)