向井蘭のレビュー一覧
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弱い立場の労動者を守るとは対極的に書かれた本です。でも、実際本に書かれているような労動者もいるということも承知していないといけないですね。経営者の考え方、モノの捉え方の一端も見えた気がします。Posted by ブクログ
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社員A:
「社長!!
あの社員また仕事中居眠りしています!
ただでさえパフォーマンスが低いのに加えて、寝ているだなんて。。。
周りの士気も下がりますし、この業績が低迷して本当に厳しいときにあんな社員にのさばられていたらたまったもんじゃありません!!」
社長:
「ふむふむ、ならばしかたあるまい。
そ...続きを読むPosted by ブクログ -
ハラスメント対策が中小企業においても必須となるいま、ハラスメントという言葉に対して漠然とした主観的なイメージから抜けられない担当者さんを時々見ます。この本を通してハラスメントについてのイメージともに、どんなことが求められているのかを掴みやすくなる感じました。
恐れないためにも適切な対応について学ぶこ...続きを読むPosted by ブクログ -
本人の嫌がる嫌がらせを本人を評価しているが故に善意の行動と正当化することは昭和の典型的なハラスメントです。
そのような論理ならば世の中の大半のパワハラは成立しなくなるでしょう。Posted by ブクログ -
経営者側からみた労働法の解説本
モンスター社員、ぶら下がり社員をいかにうまく退けるかというのがメインテーマ
裁判官はプロセス重視なのでことを焦らず時間をかけてしっかりとした手順を踏むこと、経営者側がもつ最大の武器は人事異動であることなど経営者目線での戦い方が書かれていた
同時に労働者側から見て...続きを読むPosted by ブクログ -
弁護士から見た労働審判事例に基づいた内容。
製造業を想定した現在の労基法。
現在の職場環境では馴染まないことが多い。
制度疲労状態。
しかし、裁判所では今までの判例を元に判決は下される。
裁判の厳しさがわかった。
人件費削減のためのリストラ方法も、選定する職員を
考え、リスクを最小限にして実施...続きを読むPosted by ブクログ -
今までいくつかの労務関係訴訟の本を読んできたが、新たな見解を付け加えている本だった。給与を下げるときに、手当てを削る・給与規程を変えるというのは通常の手法であるが、著者はその危険性を説いている。
自身の紛争経験から、具体的に解説をしている。Posted by ブクログ -
どんな法律でも完璧な条文なんて存在しない。
ようは使い方。
本著の中に出てくる僕らからみたらおかしいと思える労働者も
上手く法律を使って立ち回っているとも言える。
真面目にやってる人が損をしない社会になって欲しいものです。Posted by ブクログ -
【レビュー】経営者側からみた労働法という視点は斬新で、しかも大変分かりやすく書いてあった。
【特記事項】
・就職したらトラブルを起こして解雇通知をもらい、仮処分を裁判所から取って給料をふんだくる、という生活をしている人が本当にいる。
・管理監督者には残業代を支払わなくていいが、いわゆる管理職=管理監...続きを読むPosted by ブクログ -
3.5。行政法とは少し、趣きが違う感じがしたが、対ドル通り共用として労働法が学べた。8時間労働の始まりや、日本で初めて週休2日を導入したのはパナソニックなど、興味深い内容が多かった。特にハラスメントや有休などは社会人が思いっきし関わる事なので、一通りこの辺りの知識は知っておいた方が良いと思う。Posted by ブクログ
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1冊ではね、分からなかったのでもう1冊読んでみました。
パワハラだろうが、セクハラだろうが、ハラハラだろうが。
相談された時の対処方法は、良く分かった。
まぁ、研修とかマニュアルであることと一緒のことが書いてあるから。
「考えているやり方とは違いが無いから、このまま行こう」
と確認程度でしたが、それ...続きを読むPosted by ブクログ -
顧客向けの実務マニュアルとしてはこのくらいのレベルで良いのだなということの確認。
ハラスメント予防&対応の重要性と時代の変化に対する感覚は自分のそれとほぼ一致している。
著者が現場でどんな仕事ををしているのか,同業者として見てみたいと思う。セミナーを受けたり著書を読むだけでは分からない競争優位性が...続きを読むPosted by ブクログ -
教科書的、お役所的な解釈とは全然違う、現実的な労働法との向き合い方。
時間が解決してくれる…とか、しっかり話を聞いてあげる…とか、一見論理的でない対応だけど、そうそう実際こうなんだよね〜と思わずにいられない、身近な問題として捉えやすい書き方をしている。
それでいて主要な判例もきちんと説明しているので...続きを読むPosted by ブクログ -
日本の労働関連法が、どのような歴史を経て現在に至るか、また、諸外国と比較してどう違うのかという事が書かれている。
特に労働時間の考え方についての内容は個人的に勉強になる内容であった。
人事部門や労働組合は教養として知っておくべき1冊であると思う。また、労務管理を行うものも知っておいて損はない1冊で...続きを読むPosted by ブクログ -
出版社より献本御礼。
日本の労働法について、世界各国の労働法と比較しながら、なぜ現在の形となったのかを解説する本。労働法に限った話ではないが、他国や過去を知ると現在の状況が当たり前というわけでないことに気がつく。本書の始めに書かれている通り、本書は業務や学習に直接役に立つタイプの本ではない。当たり...続きを読むPosted by ブクログ -
一般向けの教養書というよりは、
労働法を扱う実務家向けの入門書といった感じ。
とても専門的です。
特に興味を持って読めたのが
他国との比較と、各労働法がどのような歴史の中で制定されたのかといった箇所だ。
世間の理想はヨーロッパ型の労働法なのだろうが、
実際は中途半端にアメリカ寄りの労働法になって...続きを読むPosted by ブクログ -
経営者側からみたモンスター労働者に対する扱い方の本。ただ、モンスター労働者の存在はかなり低いと思うが、社員はいつ豹変するかわからないので警戒するにこしたことはない、という、経営者を必要以上にビビらせているように思える。Posted by ブクログ