ミシェル・フーコーのレビュー一覧

  • 言説の領界
    この本に限っては、上記星三つの評価は本の評価では全くなく、当方の能力を超えていて理解が進まなかったため、5分の3理解できていればいいなあ、という個人の希望的評価。分かる人が読めばおそらく6つ、7つ星なのだろうと思う。コレージュ・ド・フランスの講義だから当然だが、読み手である私の能力不足がこれでもかと...続きを読む
  • 性の歴史II 快楽の活用
    フーコーの他の著作をかじったときはもっと切れ味鋭いイメージだったけれど、率直に本作は古代ギリシャの性について精緻にまとめた歴史書以上に感じられなかった。ただ、第五章でプラトンのエロス論を分析する際は鮮やかさを感じられた。
    これを先に読んでいれば『饗宴』など古代ギリシャ時代の本を読んだときにもっと先に...続きを読む
  • 性の歴史I 知への意志
    いや知恵熱しか出なかった。
    最後の一文でさらに「う〜ん」となってしまった。
    フーコーの入門書読んで再読します。
  • 言説の領界
    フーコーの講義録。言いたいことはなんとなくわかる。印象としてはアドルノを読んだ時に、想起する課題に似ている。アドルノは原理的な話に徹しているので、実際の話しに適応してみせない。今ある権威を、解体的に検討する素地の例示という感じ。具体と抽象の中間的な概念で話しているが、地雷を踏まずに、宗教ドグマの再検...続きを読む
  • 性の歴史I 知への意志
    大学の授業テキスト。今後フーコー以上の思想家が出てくることはない、という点で読むべきだと思うけど、難しいです。