佐伯瑠伽のレビュー一覧

  • 環八イレギュラーズ

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    独特の語り口、そしてメインとなり展開を引っ張る位置のキャラ複数が、ごく一般的とはいえない頭脳の持ち主のため、途中から読み手である自分は流れに身を任せるのみだった。
    その点から言えば、まさにエンターテイメント! 勢いが素晴らしい。
    あとがきにあるように、知的障害者はひとりひとりが全然違うということが肯定的に捉えられる、リアルだけれど悲壮感のないストーリー。
    但しイケメンに限る、と付け加えられるかもしれないけれど(汗

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    2015年03月05日
  • 環八イレギュラーズ

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    ハチャメチャではあるのだが、新本格派的な論理へのこだわりもあり、終盤の活劇は有川浩を彷彿とさせる。

    書き下ろしの処女長編を大手出版社から出してしまう(かつかなり質が高い)、この作者は何者?

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    2015年05月04日
  • 環八イレギュラーズ

    Posted by ブクログ

    あるブログでこの物語を「木地雅映子の書いたSF」と評しているのを見たらもう手に取らないではいられなかった。
    でも、高校生たちの会話部分を読んでいるうちに思い浮かんだのは佐々木丸美『崖の館』だった。

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    2015年02月20日
  • 環八イレギュラーズ

    Posted by ブクログ

    「ダ・ヴィンチ」編集者自薦のコーナーで紹介されていたので手に取ってみた。
    読み終わっての感想は、いい要素満載にも関わらず「惜しい」作品だなぁ、と。
    ・作者の身近に自閉症の方がいるが故の、切実でリアリティのある「自閉症」描写
    ・学園もの、SFものという、王道で読みやすい世界観
    ・お約束かもしれないが、よく立ったキャラ
    ・小説、マンガ好きには触れてくる、所々ちりばめられたサブカルネタ
    いろいろな良い要素が詰め込まれているにも関わらず、「これは!」という作品になりきれていない。特に感じたのは、詰め込みすぎ。登場人物、イベントを全て描こうとする意図が強すぎるのでないかなぁ。そのために、語り手は三人称と

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    2014年10月26日