岩瀬昇のレビュー一覧
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エネルギーの基本理解に。
・シェール革命の経緯と今後の動向
・埋蔵量の考え方
・それぞれの一次エネルギーの性質と第5のエネルギー「効率」
・一次エネルギー時点、エネルギー転換部門、最終エネルギー消費時点での原子力の位置付けの確認Posted by ブクログ -
石油、天然ガスの特性とそれに伴う利用方法、市場の違い、生産量の決まり方などを網羅的に理解するにはいい本だった。
結局価格の決定要因は様々に絡み合いすぎてこれというものは特定出来ないのだが、全体像として「こうなっている」という枠組があればニュースも捉えやすくなる。
著者が繰り返し主張しているように、エ...続きを読むPosted by ブクログ -
(資源量と埋蔵量、どう違う?)……大雑把にいうと、「資源量」とは、地中に存在するすべての炭化水素量のことで、不確実性の高い順に「未発見資源量」、「推定資源量」、「原始資源量」と呼ぶ、EIAが発表しているものは、「原始資源量」のうち「技術的に回収可能な資源量」である、これがどの程度、経済性を持って実際...続きを読むPosted by ブクログ
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商社で石油取引に実際に関わっていた著者に寄るリアルな本。日本のLNGガスが他に比べて高値なのは長期契約で契約している上に、ガス価格を石油価格と連動させる方式を電力会社がとっているためだと説明。スポットカーゴというスポットでの需給でプライシングされる方式が米国内で登場しており、このことが資源国のガス産...続きを読むPosted by ブクログ
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自分も含めてみんなイメージでエネルギーの話をしているが、この本で基礎を知り、自分の意見に様々な誤解があったことに気がついた。エネルギーと多少関わりがある仕事に従事している中で大変参考になった。一度では完全に理解できなかったのでまた読み直す。Posted by ブクログ
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興味深く読めて面白かったです。
”LNG”なんて言葉だけは知ってても
何の事だか注意も払わなかったし^^;
結局石油の埋蔵量は分からないし
難しいし、統一の定義は無いことは
分かった。Posted by ブクログ -
ごくわかりやすかった。あまりにわかりやすくしすぎたせいで、同じことの繰り返しとなり冗長さを感じるほど。意外性はないし、すでに知識があるなら読む必要はないが、そうでないならまあ一冊くらい、といういちづけ一番の読みどころは、、小さいながらも上場保険企業を経営する息子が唐突に文中に現れるところです。Posted by ブクログ
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数字は嘘をつかないが、嘘は数字を作ると言う言葉がでてきたが、嘘で積み上げられた石油の産出量や需要量でWWIIの開戦が決定された。事業計画でも根拠ないが、事業規模ありきで数値目標を積むこともあるとは思うが、責任をもって遂行できる数値目標を立てるべきだと思った。Posted by ブクログ
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元商社マンによるエネルギー論。なんといっても現代社会の基幹であるエネルギーについて手ごろな見取り図を与えてくれる。石油・ガスの話がおおむね中心。ブローカーの存在意義など「あれっ?」と思う記述があったり、電力会社の原油生焚きのような説明不足もあるがご愛嬌レベルと思う。
・天然ガスは液化してLNGにす...続きを読むPosted by ブクログ -
【由来】
・文春のメルマガ。ダイヤモンドかTKの佐藤優評でも見たか?
【期待したもの】
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【要約】
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【ノート】
・ニーモシネ
・ガスは液化技術が難しい。このため、ほとんどが現地消費であり、流通しているのは30%程度。
・アメリカのシェールガス・シェールオイルは、今後ますますアメリカの...続きを読むPosted by ブクログ -
「資源量」と「埋蔵量」の違いを説明していた3章の内容がとても興味深かった。なぜ埋蔵量がどんどん増えてくのだろう?石油が枯渇する、と自分が小さい頃から聞かされてきたのに全然枯渇する気配がないのはなぜなんだろう?昔から抱いていた素朴な疑問が解消した。
なるほど、と思ったエピソードが二つ。石油業界ではサ...続きを読むPosted by ブクログ -
内容はちょっとわたしが求めていたものと違ったのだが、あとがきの最後は奥様への感謝の言葉で締められていてほっこりした。Posted by ブクログ
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エネルギーというと石油を真っ先に思い浮かべる。が他にも天然ガス・石炭・原子力など他にも資源はある。総合商社で長年エネルギービジネスに関わってきた著者が資源ビジネスを優しく解説する。日本の輸入ガス価格は高いい背景、石油価格が乱高下する理由・・など新聞に書かれてあることのもう一歩先を網羅。興味深いのが各...続きを読むPosted by ブクログ
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日本が太平洋戦争で対米開戦に踏み切ったのはアメリカからの石油の禁輸がきっかけであったことはよく知られています。当時、日本が実効支配していた満州や樺太では現在はかなりの量の石油が生産されています。もしも当時の日本がそれらの地域で石油を生産するに至っておれば、対米開戦のシナリオは違った結果を辿ったかもし...続きを読むPosted by ブクログ
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21年間の海外勤務を含め、43年間三井物産、三井石油開発で、原油取引や石油開発を中心としたエネルギー関連業務に従事してきた筆者が、資源に乏しい日本に住む我々に、もう一度エネルギー問題を根底から考えるきっかけとして欲しい、また、様々なメディアから流れてくるエネルギーに関するニュースに接した際に、基本な...続きを読むPosted by ブクログ
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構成はやや散文的で、サブタイトルの「エネルギー情報学入門」という謳い文句には、あまり則していないように思うが、実務者としての経験と見識に基づく記述は大変参考になった。Posted by ブクログ
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以前からシェール革命に興味を持っておりますので、この手の新書は読んでみようかと思いまして。
最近の原油安によって、コストのかかるシェールオイルは苦戦していると聞きますが、この先どうなるのかなぁなどと思いながら読ませていただきました(最近の原油安は、当然この本の出版時期よりも時間軸的には後のことになり...続きを読むPosted by ブクログ -
日本は世界と比較して、天然ガスへの理解が低いので、エネルギー政策を考えるときは、天然ガスも忘れずにちゃんと考えて下さいということか。
資源を持たない日本が、エネルギーに対して出来ることは、エネルギーの利用効率を挙げて、結果としてエネルギー使用量を減らすこと。
温室効果ガスの排出を減らすことも大切...続きを読むPosted by ブクログ