石井清純のレビュー一覧

  • 禅問答入門
    鈴木大拙をいきなり読むより、こっちの方が平易でとっつきやすい。禅問答の公案の解説を読むことで、禅の考え方と簡単な歴史がインプットできるので、なんとなく知ったような気になれます。
  • 禅ってなんだろう?
    禅って言葉は良く聞くが、何か?って聞かれたら分からない。座禅は座る禅。で、この本を読んでみました。結局、よくわからなかった。 
     
    ただ、最終結果に執着せず、そこに向かって進んでいる瞬間が大事。一歩一歩が成果。真の安定は常に変化し続ける他ない。自分の素晴らしさを信じ、自分の周囲の素晴らしさを認識する...続きを読む
  • 禅問答入門
    難しいことをわかりやすく伝えるのがプロフェッショナルだとしたら、作者の先生は本物のプロフェッショナルだと思う。

    ただ、禅の実践には至らないので、この本では道徳止まり、教養止まりという印象。
    次の一冊が欲しい。
  • 禅問答入門
    禅についての知識無しにいきなり公案読んでも分かる訳ねえだろと凡夫たる私には狂気に思える世界を始めから解説してくれる。
    達磨に弟子入りするのに左腕を切り落として問答を許された慧可など後に続く弟子たちの系譜も前後関係がさっぱり掴めない名前だらけの中ありがたい仕様である。
    明確な答えは出さないで考えさせる...続きを読む
  • 構築された仏教思想 親鸞 救済原理としての絶対他力
    10/09/22。仏教のこと、親鸞のこと、真宗のことについてほとんど知らずに読み始めたが、面白い。
    親鸞は矛盾を生きた。
    ほとんど仏教用語を知らないのに、心を打つものがある。
    わかりたい、わかるために努力したい、と思わせるものがあった。
  • 禅ってなんだろう?
    中学生を対象にした一問一答集だが、禅の基礎知識がないので、ぼんやりとしか分からない。自分の今を見つめて、その中で常に動いていくこと、自分を大切にしながら、何が足らないのか考えていくことなど、禅をとりいれながら考えていきたい。
  • 構築された仏教思想 法蔵 「一即一切」という法界縁起
    「彼の教学は智儼の持っていた柔軟性を失い、さまざまに亀裂の入った教学になってしまった・・・」 法蔵を異端としてとらえ、批判的な観点から解説している。言い過ぎと思うところもあるが、新しい気づきをもらった。

    ◆学んだこと
    ○法蔵のよくないところって?
    人のことを気にする弱さ・・・唯識や禅へのライバル心...続きを読む