望月健のレビュー一覧
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Posted by ブクログ
認知症者に対するあらたなケア技法『ユマニチュード』
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p.28「ユマニチュード(Humanitude)」という言葉は1930年代から、パリに集まったフランス領植民地の黒人知識人たちが、自らの”黒人らしさ”を取り戻そうと起こした文学運動である「ネグリチュード(Negritude)」を起源に持ち”人間らしさを取りもどす”あるいは”人間の尊厳の回復”という意味を込めて、生まれた造語なのでそうです。
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フランス人のイヴ・ジネストさんにより考案されたケア技法だ。
基本技法としての、4つの柱
1)見つめる
2)話しかける
3)触れる
4)寝たきりにしない
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Posted by ブクログ
「見る、話す、触れる、立つ」。ケアの原点を見つめ直す至高の技法。
長く介護の現場に携わってきましたが、
本書で語られる「ユマニチュード」の哲学には、
改めて深い衝撃と感動を覚えました。
「あなたのことを大切に思っています」というメッセージを、
いかにして相手に届けるか。
そのための「見る」「話す」「触れる」「立つ」という4つの柱は、
私たちが日々の忙しさの中でつい忘れそうになってしまう、
ケアの本質を突いています。
特に印象的なのは、認知症の方を一人の「人間」として尊重し、
その尊厳を何よりも優先する姿勢です。
技術としての素晴らしさはもちろんですが、
その根底にある「あなたはそこに -
Posted by ブクログ
とても参考になる内容ではあったのだけど、この本で紹介されている例はアルツハイマー型認知症が主で、幻視や妄想のあるレビー小体型認知症の場合とか、うつ病も併発している場合など、より心理的精神的に大変な症状のある高齢者に対して、ユマニチュードのケアを行う上で工夫すべき点などはあるのかということにも触れてほしかった。
また、基本は同じであると思うけど、看護師さんや介護士さんのようなあくまでも仕事として接するプロと、何十年にわたっていろんな感情をお互いが抱いてきた家族とでは、やはり違いはありそうだし…。そういう点も気になった。
まあ、新書にそこまで期待するのは酷というものか…もっと詳しい本で勉強するべき