「でたまか」のChiyoko先生の挿絵ということで、完全にジャケ買いでした(すみません)。
なので内容はあまり意識しなかったので、新鮮な気持ちで読めましたね。
…が序盤は結構気に入らないか?と思いました。
ヒーロー(笑)で表紙にもいるしで主人公とも言えるハルはかなり一応主人公であり語り手である玲子に対して「つっけんどんでよそよそしいのに馴れ馴れしい」のでかなり気に食わず、「わしゃ全然こんな奴アウトオブだべ」て感じで感情移入できなくて。
親しくない時から必要以上に嫌な態度取る人はどうにも嫌いなので…まぁ彼には「やっぱり」な理由があるんだけど。
ところが、物語が進むにつれ彼「ら」の背景も解ってきて、そしてハルと玲子の距離も縮まり奴の態度が自然に感じられるようになるとツンデレの彼は可愛いキャラになるんですね(笑)。
彼とよく似たキャラなのが玲子にとっても身近だったある人物。
このキャラの行方・結果には泣かされました。
このキャラがそんなひどいもしくは哀れな風にはならないだろうと思いましたが、そこはかとなく希望があってよかったです。
まぁかなり消化不良は多いです。
ハルの友人青木君・玲子の友人奈津美がどれくらいハル達に関わってるのかとか、ハルと同居人アニスさん&サウラの関係とか。
あくまで今回は玲子視点にほぼ終始しているので、今後があるのか気になるところですね。
彼女の物語は着地するところに出来た感じなので、彼女が今後があっても脇役かもだな(^_^.)
どんくさいのにまぶしい彼女は自分を重ねたり憧れる部分もあるヒロインです。
きっと彼女のお姉さんも何だかんだでまぶしかったんだろうな。
というのが彼女の描写の最後のページで匂っています。
しかしハルと玲子は前途多難かもしれない…「おもいでエマノン(梶尾真治先生著)」でこんなセリフがあります。
「数時間一緒にいても、数十年間一緒にいても、私には同じことなんだもの」
どちらも一瞬にすぎないということ。…子供と大人の時間の差とは比較にならないほど時間の差の壁が厚いのです。
でも踏み込まなければ解らないものも沢山あるハズですからね。