寺本耕也のレビュー一覧

  • 沢木道楽堂怪奇録 最後の魔女
    前巻は完全に短編集でした。
    今回も短編集と言えば、短編集なんですが、タイトルにもなっている『最後の魔女』、読み終わるとこのお話の印象が強すぎて、他のお話がしばらく頭に浮かびませんでした。
    と言っても、他のお話がつまんなかったのかと言われれば、そうではありません。
    2つ目に収録されている『きみに照らさ...続きを読む
  • 沢木道楽堂怪奇録 はじまりのひとり
    幽霊が見える男と、幽霊に好かれる女の子のお話。
    この二人を中心に起こるちょっと怖いお話の短編集です。
    怖いといっても、怖いだけではなく、最後にはちょっとほっこりしちゃって、ちょっと涙しちゃうようなそんなお話です。

    雪穂ちゃんいい子だなー。
  • 沢木道楽堂怪奇録 はじまりのひとり
    幽霊が見える男と幽霊が見えてしまう少女の身の回りで起こる怪異の話。

    四つの話はどれもテーマが明確で独立しており、短編集として読み応えのある内容だった。
    副題にもなっている「はじまりのひとり」についてはまだ続きがありそうな話だったがどうなのか気になる所である。
  • 超能力者のいた夏
     再読。
     十数名の超能力者を個性豊かに、かつ超能力を活かした活躍をさせて、1冊で終る納まりの良さ。最後の晴れやかな終り方も相まって、かなり好きな作品のひとつです。

     同著者の次回作『沢木道楽堂怪奇録』も購入済みなので、それも楽しみ。
  • 沢木道楽堂怪奇録 はじまりのひとり
    見える人が相談にのりながら、乗り気じゃ無いけど、相手にしたり、解決したりする話。
    幽霊らしい幽霊が多く出てくる。
    怖くは無い。ただ、グロテスクな表現が多いかな。割りとサクッと読めるし、おどろおどろしい感じは無い。個人的に寧ろ爽やかな感じがする。日中で天気も良い日が多いからかな?表題作や最初の話はちょ...続きを読む
  • 沢木道楽堂怪奇録 はじまりのひとり
    初めましての作家さん。
    著者が霊に対する謎を自分の考えで作品にしてみたらしい。
    確かに、そう思わせる描写が散らばっておりました。
    女子高生と、さえない大人のコンビが霊絡みの事件を
    解決するってスタンスじゃないところが面白かったです。
    「囁き」「はじまりのひとり」「霊に魂の不在を説く」
    「ある天使たち...続きを読む
  • 沢木道楽堂怪奇録 最後の魔女
    前作を読んだ時にも思ったけど、表紙さら受ける印象よりしっかりした作品です。
    でもラストは予想外だったな。一筋縄ではいかないということか。
  • 沢木道楽堂怪奇録 最後の魔女
    シリーズ2作目。

    ①宇宙人?
    ②ホッコリ系。家の猫の事を考えたら泣けた。
    ③怖い、ちょっと救われなくって、つらいな。

    って感じでしょうか。
    統一感はないですが、どれも好きです。
    読みやすくって、お話が面白くって、私好みです。
  • 沢木道楽堂怪奇録 はじまりのひとり
    霊感のある沢木さんと霊感に目覚めた女子高生雪穂とのお話。

    どのエピソードも読みやすく、面白い。
    恐い感じと、ちょっと笑える感じ、ホッコリした感じ。
    3つのバランス、よかった。

    霊の解釈には、フムフムホウホウと興味深く読みました。
  • 沢木道楽堂怪奇録 最後の魔女
    話はとてもおもしろい。
    が、後味の悪い話とほっこりする話が入り乱れていて結末に至るまで予想がつかない。
    暗い話もあるので苦手な人は注意。
  • 沢木道楽堂怪奇録 最後の魔女
    2
    1巻で話が中途半端だなと思っていたものの続きがなかった。
    あれはあれで完結していたようです。

    1話、宇宙人系の話で自分の好みではなかった。
    2話、黒猫も三毛猫も可愛い。感動系。良い話だった。
    3話、結末にやっぱり。怖いなぁ、親友。棺に見えた人が死ぬけど、その予言が最後に外れたと見せかけて、この...続きを読む
  • 沢木道楽堂怪奇録 最後の魔女
    一作目もすごく面白くて、続編を見つけて購入!猫の話が本当泣けました。
    だけど最後の魔女は女の子死なないで欲しかったー。
    そして、親友は自分で望んで女の子と同じ力を手にいれたのかなぁ?
    なんだかまだ続編が出そうでめちゃくちゃ期待です!
  • 沢木道楽堂怪奇録 最後の魔女
    全体としては統一感のない1冊。
    巻頭作は結構恐かった。正体の知れない何かで恐怖感を煽って、結果それが解明されない怖さ。ネコの話は、ネコ好きなら泣いてしまう話だと思う。会社で読んでて、危うく泣きそうになりました。
    最後の話は、オチは読めましたが、なんとも救われない話でした。しょんぼりするとともに、人の...続きを読む
  • 沢木道楽堂怪奇録 はじまりのひとり
    前半の方がホラー要素が強く、後半は、感動系の話。個人的には、後半の方が好きです。主要人物の二人が、良いキャラをしています。二話目の話は次卷へ続く話なのでしょうが、それにしても尻切れトンボな感じがしました。全体的には、楽しめたので、次の卷も読んでみようと思っています。
  • 沢木道楽堂怪奇録 はじまりのひとり
    メディアワークス文庫らしいキャラ重視の怪奇モノかとタカをくくっていたら、霊に対する独自の理論展開が意外なほど新鮮で驚いた。
    でも、中盤で登場した「鳥」の話に続きがなく、あれで終わりなのはちょっと納得できないかな。
  • 沢木道楽堂怪奇録 はじまりのひとり
    なんでも矢を営む男で霊が見る事ができるダメな男と元気が取り柄で霊に好かれる女子高生とののんきな怪奇短編集。
    短編それぞれ、話がつながっているのでそこが読みやすい!怪奇な話だけど怖くなくて内容も可愛らしいので読みやすい。
  • 超能力者のいた夏
    こうゆう作品を読みたかった。
    ストライクゾーンど真ん中の青春物です。

    超能力という素材をとおして生まれる悩みやら傷を背負う少年少女。
    若者らしく、苦しんで間違ってそれでも悩んで答えを出していく姿が胸を打ちます。

    会話も適度にコミカルで読みやすいですし、展開も自然で伏線も上手だと思います。...続きを読む
  • 沢木道楽堂怪奇録 はじまりのひとり
    2011/12/01:帯の「怪奇でのんきな物語」っていうのに思わず嘘だ〜っ!と叫びたくなるほど前半はホラー色強かったです。
  • 沢木道楽堂怪奇録 はじまりのひとり
    第二話の謎は続刊へ続く。
    第三話の『霊には肉体(脳)がないのに、どうやって考えているのか』はとても興味深かった。
    第四話は感動。
  • 沢木道楽堂怪奇録 はじまりのひとり
    デビュー作がわりと気に入ったので作者買い。
    あらすじも全く見ずに買ったんですが、思った以上にホラーテイストでした。
    なかなかグロめの描写もあるので、苦手な人はちょっとしんどいかもしれません。

    よくあるような心霊現象が、はたしてどのようにして起きているのでしょうか。
    その解釈をなかなか面白い切り口で...続きを読む